より良い未来につながる架け橋:多国籍企業が輸入博がもたらす「チャイナチャンス」を期待
第7回中国国際輸入博覧会が開幕しました。過去7年間、輸入博は世界に開放と協力のポジティブなエネルギーをもたらし、中国の新たな発展が世界に新たな機会を提供する鮮やかな証明となっています。第7回輸入博の開幕に際し、数多くの多国籍企業が共に輸入博に参加し、相互利益と相互達成の「輸入博ストーリー」を書き続けることへの期待を表明しました。
「開放ウィンウィンを推進することを示す絶好の例」
世界的に有名なフォークリフト製造およびサプライチェーンソリューションプロバイダーであるドイツのKIONグループは、今年で7年連続で輸入博に参加します。KIONグループ執行役会メンバーの郭進鵬氏は、これまでの展示会に参加した経験について語り、「輸入博は輸入品の展示会であるだけでなく、中国と世界が協力を深め、相互信頼を深める重要なプラットフォームでもあります」と語りました。同氏によると、輸入博は「中国が引き続き開放とウィンウィンを推進することを示す絶好の例」であり、中国と外国企業が協力を拡大し、発展の機会を共有するための架け橋となっているとのことです。
情報によると、これまで6回の輸入博の累計意向成功額は4200億米ドルを超えています。注文の受け取り、市場の探索、協力交渉、そして共に成長する...輸入博は、世界中の企業が開発の「ファストレーン」に入ることを支援してきました。
近年、「上海へ行く」ことは荒井工房社長の荒井幹雄氏にとって毎年恒例になっています。荒井氏は今年も上海を訪れ、輸入博に参加し、日本の手作りの山形鉄瓶を中国の消費者に紹介します。荒井工房は例年の輸入博から多くの成果を上げ、その製品が認知されただけでなく、ブランドの影響力も大幅に向上し、製品の売上も増加し続けています。
「グローバル革新力の集積地」
フランス最大の医療健康企業であるサノフィグループは、輸入博の「常連」企業の1つです。これまでの輸入博で、サノフィは多くの革新的な医薬品の「世界デビュー」或いは「中国デビュー」をして、輸入博を通して新製品をより迅速に患者に届け、同社の中国市場への溶け込めをさらに加速させ、中国市場における企業の根付の幅を広めました。サノフィ・グレーター・チャイナの施旺総裁は「輸入博はグローバル革新力の集積地です」と述べました。
これまで6回の輸入博では、約2500の代表的な新製品、新技術、新サービスが披露され、輸入博の活発な「新しい」力が実証されました。7回目となる輸入博は、引き続きグローバル新製品、最先端技術、革新的なサービスの初披露の場所になるよう取り組んでいきます。
展示ブース面積は最初の輸入博のわずか50平方メートルから、今回の200平方メートルまでになったニュージーランドのTheland社は輸入博とともに成長してきました。「毎回の輸入博で私たちが最も感じるのは『新しい』ということです。新しいトレンドや新しい技術が全て集まり、それがまた、Thelandの発展に新しいガイドをもたらします」と同社の執行総裁のRoy van Denk氏は述べました。
輸入博でまかれた多くのイノベーションの「種」が今、実を結んでいます。昨年の輸入博で、シーメンスは屋内垂直農場の「凝縮版」を会場にもたらし、垂直農法のスマートソリューションがデジタル技術を通して温度や湿度、光などの指標を正確に制御して植物の成長に好ましい条件を作り出す方法を展示しました。現在、このスマートなソリューションは中国の多くの場所で導入され、施設農業の生産効率と作業品質を大幅に向上させています。
「開放の機会を世界と共有する決意を示しています」
開放性は輸入博の中核理念であり、現代中国の発展の鮮明なアイデンティティです。輸入博は引き続き開放の利益を共有し、開放の強いメッセージを伝え、ハイレベルの対外開放を拡大するという中国の決意は変わらず、中国の開放への扉はますます広く開かれることを世界に発信しています。
「輸入博は中国がハイレベルの対外開放の約束を果たすための重要な措置であり、開放の機会を世界と共有し、開放型世界経済の構築に取り込むという中国の決意を示しています」と世界鉱業大手リオティントの最高商務責任者のボールド・バートル氏は述べました。
リオティントは輸入博の古い友人であり、中国の開放政策の受益者でもあります。同社は累計で40億トンを超える高品質の鉄鉱石やその他の重要な金属鉱石を中国に供給しており、中国での鉄鉱石スポット事業は19の港に拡大し、90以上の製鉄所にサービスを提供しています。それらの数字は、過去数十年間に開放的な中国がリオティントにもたらした大きなチャンスを反映しているでしょう。
昨年の輸入博への参加の経験により、資生堂中国地域最高経営責任者(CEO)の梅津利信氏は「中国経済の力強い鼓動を深く感じ」、「また、ハイレベルな対外開放を拡大し続けるという中国の決意も感じました」としています。資生堂は今回の輸入博で、より多くの注目される新製品を展示し、同社の「中国におけるイノベーションへと投資を継続する信念と決意」をより十分に示すことを期待しているといいます。
輸入博は中国と世界を結び、より良い未来につながる架け橋です。輸入博出展者聯盟主席でロレアルグループ最高経営責任者のニコラ・イエロニムス氏は、「機会、成長、協力、交流、イノベーションに満ちた未来を非常に楽しみにしています」と語りました。
情報源:新華網