「より良い生活のための人間中心の都市づくり（Building People-centered Cities for Better Life）」をテーマにした2024年世界都市デー中国式典（上海）並びに2024年SDG都市世界会議が10月31日に開催されました。

国内外の政府関係者、関連都市の市長や代表者、専門家や学者、ビジネス関係者、関連国際機関の代表ら約350人が上海に集まり、都市発展の知恵やガバナンスの経験を共有し、持続可能な近代化都市の構築に向けて協力を図りました。

現場での「上海マニアル：21世紀持続可能な都市発展ガイド・2024年年次報告書」「上海指数総合指標使用ガイド」など一連の成果が発表され、優れた都市建設経験がグローバル都市発展に溶け込み、そこから新たな道に邁進することを示しています。

上海の２つのケースが「上海マニュアル2024」に選出

「上海マニアル：21世紀持続可能な都市発展ガイド」は2010 年の上海万博に由来し、中国住宅・城郷建設部の支援の下、上海市政府と国連ハビタット、博覧会国際事務局が共同編集したものであり、都市の持続可能な開発の優れた実践事例をまとめました。

「上海マニアル2024」は「若者がリードする気候変動対策」というテーマをめぐり、都市再生、低炭素モデル転換、生物多様性と生態系保護、スポンジシティ建設、文化遺産保護と活用、コミュニティガバナンス、情報サービス、テクノロジーとデジタルイノベーション、国際協力など内容を含む12の国と地域からの18の重点ケースを収録しました。

そのうち、上海市楊浦区長白228街坊の都市再生と徐匯区のポケットパーク建設の2件ケースを含む中国の6件のケースが選出されました。

「上海指数」評価システムがより豊かに

「上海指数総合指標使用ガイド」は今年「上海指数」の新たな研究結果です。「上海指数」の影響力と操作性をさらに高めるため、当該ガイドは「上海指数」の背景、目的と意義、選出基準、メカニズム、指標の解釈を含む「上海指数」の47の総合的指標の利用方法を詳しく紹介しています。現在、「上海指数」は改善されており、持続可能な開発目標と新たな都市アジェンダの実施を監督するための重要なツールであり、将来の上海賞の選考のための定量的なツールでもあります。

世界都市デーの国際的なプラットフォームを利用して、開幕式では一般市民が参加・関与する5つの公益イベントが正式に発表されました。さらに、メインイベント期間中、建築産業革新発展セミナーや長江デルタ建設科学技術発展セミナーなど一連のハイレベルフォーラムも開催されました。

情報源：文匯報