2024年「上海ライティングプロジェクト」が発足、7人の外国人作家が上海で創作

japanese.shanghai.gov.cn| 2024-09-05

2008 年以来、毎年初秋に、外国人作家は上海に訪れます。彼らは自炊できるアパートに住み、弄堂(路地)を歩いたり、地下鉄に乗ったり、焼き餃子を食べたり、評弾を聴いたりして、2か月の上海生活を体験し、数え切れないほどの素晴らしい言葉を残します。これは上海市作家協会による「上海ライティングプロジェクト」であり、中国大陸初の外国人作家のアーティスト・イン・レジデンスプロジェクトです。

2024上海ライティングプロジェクトは上海市作家協会で開始(写真・澎湃新聞)

プロジェクトに参加する7名の外国人作家(写真・澎湃新聞)

「上海ライティングプロジェクト」は、外国人作家からの応募を受け付け、審査の上、毎年9月1日から10月31日まで、数多くの優秀な外国人作家を上海に招いて上海生活を体験してもらいます。これまでに、米国、オーストラリア、ベルギー、英国、カナダ、キューバ、フランス、ドイツ、韓国、メキシコ、アルゼンチン、インド、タンザニアを含む39カ国から107人の作家がこの都市に招待されています。

今年はブラジル、フィンランド、トルコ、ベトナム、オーストリア、日本、ブルガリアから7名の作家がこのプロジェクトに参加します。日本人作家、綿矢りささんもその一人です。 9月3日午後、「ドキュメンタリーとフィクション」をテーマとした2024年「上海ライティングプロジェクト」が海市作家協会で正式に発足しました。これからの2か月間、参加者はスピーチをしたり、作品を朗読したり、作家の家族を訪問したり、上海の作家たちと文学の魅力や戸惑いについて話し合ったり、創作の洞察や文学体験を読者と共有したりする予定です。

「我很喜欢中国文化,请各位多多关照(私は中国文化が大好きです。よろしくお願いします)」と綿矢りささんは中国語で挨拶し、みんなを笑顔にしました。彼女は、王家衛(ウォン・カーウァイ)の「繁花」がとても好きで、昔の上海のスタイルをよく表していると語りました。彼女は「上海ライティングプロジェクト」が手配したアパートも気に入りますと表明しました。地下鉄の南京西路駅に近くて、「快適な時間を過ごせるとお思います」と綿矢は語りました。

来場者の集合写真(写真・澎湃新聞)

情報源:澎湃新聞(The Paper