上海からマンチェスター、マルセイユなどへの直行便が新設、より便利に
7月1日より、上海からヨーロッパへの旅がさらに便利になりました。飛行機を乗り換える必要がなくなり、複数の大陸間直行路線が新設されます。これは上海や長江デルタ地域などの観光客に便利さをもたらします。
1日早朝、吉祥航空の上海―イギリス・マンチェスターの定期旅客直行便が初就航し、300席以上が満席となりました。これは、両地点を結ぶ初の定期直行便となります。吉祥航空の上海―マンチェスター路線は、月曜・金曜・日曜の週3便が運航されます。この路線に加え、7月3日から、吉祥航空は上海―ベルギー・ブリュッセルへの直行便を水曜・金曜・日曜に増便します。
そして7月2日未明、東方航空は上海―マルセイユへの直行便を新設し、初就航しました。これも、両地点を結ぶ初の定期直行便で、上海―南フランス間は乗り換えの必要がなくなりました。夏にはフランスでオリンピックも開催されます。民航局の代表によれば、この夏にフランスに行く中国の観光客数は昨年比80%増となるそうです。
この上海―マルセイユへの直行便は、火曜・金曜・日曜の週3便が運航され、飛行時間は約12時間となります。この路線に加え、東方航空は夏に上海浦東―マレーシア・ペナンなどへの国際路線を新設します。
東方航空と吉祥航空の夏の国際線の便数はすでに2019年のそれを上回り、東方航空の主要拠点である上海発の国際線と国内線の便数は2019年同期の109.4%に達しています。しかし、全ての路線で増便しているわけではありません。吉祥航空は主にヨーロッパ、東方航空は主に日本・韓国・東南アジア・ヨーロッパ・オセアニアで増便しており、中でも東方航空の中国・中東地域の発着便数はすでに2019年の2倍近くに達しています。
このように多くの直行便路線が新設されることは、実際に、上海や長江デルタ地域の旅客だけでなく、多くの人が乗り継ぎのために上海を訪れるので、日本、韓国、東南アジアの旅客にとっても好都合です。
吉祥航空の王均金董事長は、「上海はアジアで最も効率的な乗り継ぎ空港になり、吉祥航空は新しい大陸間路線や他の国際路線の開設に積極的に参加することで、上海の国際航空ハブづくりを後押しし続けます。実際に、さらに多くの国際路線が新設中であり、上海からの移動はますます便利になっていくでしょう」と述べました。
情報源:上観新聞