カンフーや書道、篆刻、中国伝統文化はフランスの学校で大人気

japanese.shanghai.gov.cn| 2024-05-09

5月2日から6日にかけて、華東師範大学は、フランスのパリとリヨンの12の大学、中小学校、教育機関、スポーツクラブとともに、一連の人文交流活動を開催しました。フランスの学生と地元住民は中国のカンフーや書道、篆刻に触れ、華東師範大学のバドミントン世界チャンピオンチームと直接交流しました。

書道と篆刻で漢字の魅力を発信

現地時間5月2日、パリの東洋言語文化学院で、華東師範大学の教員と書道・篆刻修士課程の学生の指導のもとで、東洋言語文化学院の教員と学生は書法と篆刻を体験しました。

5月2日から6日にかけて、華東師範大学の「漢字がフランスの学校へ」ワークショップが、ニューリヨン中仏大学、ジェナスタウンのルイ・ルプランス・ランゲ中学校、リヨン第2大学、CSIリヨン国際学園で開催されました。地元の大学、中・小学校の学生や市民は、華東師範大学美術学院書道・篆刻専攻の教師4名と大学院生43名が創作した書道・篆刻作品を鑑賞し、初めて篆刻を体験しました。

ルイ・ルプランス・ランゲ中学校で、12歳のトリストン・ベック(Tryston BECK)君は、自分の篆刻作品を見てとてもうれしそうでした。「『中』という字を彫りました。中国語の先生は、この漢字には『真ん中』、『良い』などたくさんの意味があると教えてくれました。かっこよくてとても面白いと思います」

 

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華東師範大学の教師と学生はパリやリヨンで漢字、書道、篆刻を紹介しています。(写真・The Paper)

 

スポーツ競技で中国の知恵を反映

5月5日午前、2011年バドミントン世界選手権女子シングルスチャンピオン、2012年ロンドンオリンピックバドミントン女子シングルス準優勝者で華東師範大学体育・健康学院准教授の王儀涵氏と華東師範大学中仏スポーツ科学研究センター担当者高強教授らは、リヨン第1大学とリヨン国立応用科学院の大学生アスリートたちと、親善試合を行いました。両大学の教師と学生だけでなく、地元ひいてはマルセイユからの華僑たちも試合を観戦しに来ました。これは華東師範大学体育・健康学院院長の季瀏教授が率いたバドミントン世界チャンピオンチーム「チャンピオンとの直接対決~中仏大学間バドミントン親善試合~」の第7試合でした。

 

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フランスの中学生にサインをするバドミントン女子シングルス世界チャンピオンで華東師範大学体育・健康学院准教授の王儀涵氏(写真・The Paper)

 

5月3日から6日にかけて、華東師範大学体育・健康学院の民族伝統スポーツ学科の学術リーダーである楊建営教授が率いたカンフーチームは、ニューリヨン中仏大学、ルイ・ルプランス・ランゲ中学校、CSIリヨン国際学園で、中国カンフー、中華武龍(武術と龍舞が融合したスポーツ)、太極拳を披露し、多くの地元の教師、学生、市民を魅了しました。現場では、多くの観客は華東師範大学独自の太極ボールに参加しました。

華東師範大学の戴立益副校長によると、華東師範大学は1980年代からフランスの大学や機関と協力し始め、現在28のフランスの大学や機関と学術研究、人材育成、学校共同運営などの面で緊密な交流と協力を実施し、豊かな成果を収めており、フランスの大学や機関との協力交流が最も成功している大学の1つです。2023年11月、華東師範大学のリヨンオフィスがニューリヨン中仏大学に開設され、双方はより緊密な協力関係を構築しました。

情報源:The Paper、東方網