上海市浦東新区生態環境局の紹介によりますと、上海市浦東新区に計153カ所の公園があり、そのうち、都市公園82カ所、ポケット公園49カ所、農村公園21カ所、郊野公園１カ所です。そして、全てのポケット公園、農村公園、郊野公園は全天候開放します。82カ所の都市公園の中、上海濱江公園（市が管理する公園）、上海野生動物園、星願公園、名人苑（閉園改造中、改造後開放公園になります）などの4つの公園を除き、その他の開放条件を満たす78カ所の都市公園は2023年12月1日からテストとして24時間開放を開始しました。

公園の改造はそれぞれの公園の特性と様式によって、「一園一策（公園ごとに改造案を作ること）」の原則に従って合理的に進めています。

例えば、敷地面積が3.5万平方メートルのコミュニティ公園である上南公園は2023年11月28日から「塀の取り払い」工事が始まりました。現場の実情及び観光客のニーズを踏まえ、3カ所の出入り口を増設し、周辺の住民が公園でくつろいだり、遊んだりする際の便利さを向上させました。また、塀を取り払ったエリアで苗木の整備をもして、公園内の景色と町並みの景色を融合させました。

改造後の上南公園の一隅。（写真・上海浦東新区生態環境局）

公園の開放と共有及び夜間入園という市民や観光客のニーズをよりよく満たすため、上南公園は2023年12月1日からテストとして24時間開放を始めました。開放期間中、園内の街灯は夜間も点灯し、そして公衆トイレも24時間フリーに使えて、路面に段差があるところに蛍光表示が貼られました。さらに、日常管理で周家渡街道派出所、城管（都市管理のための法的取締を行う係員）の法執行機関との連携、園内の警備員への教育を強化し、突発事件への応急処理能力を絶えず引き上げます。

照明を増設した24時間開放の上南公園。（写真・上海浦東新区生態環境局）

浦東新区生態環境局によりますと、公園の「塀の取り払い」工事と24時間開放はすでに2024年「難関攻略」行動プロジェクトに組み入れられて、浦東新区全体が「難関攻略」行動特別チームを組み、連動管理を強化しています。

情報源：The Paper