「中国インバウンド観光の第1選択地」を作り、宿泊施設資源をさらに開放=上海市
上海市は、現在インバウンド観光客が直面するさまざまな「困りごと」、特に宿泊についての「迷惑」のクリアに取り組んでいます。このほど、多方面の情報によりますと、インバウンド観光客のニーズに応えるために、上海市は多様な宿泊施設資源をさらに開放しています。即日からは、インバウンド観光客は上海の星付き旅館、プレミアムホテル、民宿など、幅広く選択できるようになります。
また、上海市は3つ星以上のホテルと3A級以上の観光スポットで外国銀行ーカードに対応可能のPOS端末の完全カバーを実現し、外国観光客の消費の利便性を向上させました。上海市は国内外の観光客が上海を訪れてフレンドリーで便利な消費環境を体験し、上海の独特の魅力を感じることを歓迎しています。
インバウンド観光客宿泊登録手続きを簡素化
上海市は宿泊施設資源をさらに開放することで、民宿を好む観光客に便利をもたらす一方、特色民宿にもビジネスチャンスをももたらしました。最近、上海市川沙新鎮連民村の20数軒の民宿に外国銀行ーカードに対応可能のPOS端末を設置しました。その上に、関係通知によりますと、民宿所有者は公安部の観光業界治安管理システムにログインしてインバウンド観光客の情報を登録することができるようになりました。
これまで、インバウンド観光客が外国関連事務対応の資格を持つホテルや旅館に泊まることを明確に要求していませんが、民宿や小規模のプレミアホテル、エコノミホテルは宿泊登録の手続きにおいては確かに困ることがあります。この問題を解決するために、上海市は宿泊施設の開放を一層速め、外国からの観光者がより多様な宿泊方式が選択できるようにより多くの地元の特色のある宿泊施設を提供します。
民宿でも英語対応と丁寧なサービスを提供
宿泊施設資源の更なる開放につれて、民宿やホテルの従業員もより高く要求されるようになります。最初に直面するのは言語の問題です。このため、受付担当者は簡単な英語会話能力が必要となります。また、メニュー、宿泊施設の案内も英訳付きが必要です。サービス内容においては、国内観光客とは違って、外国人観光客に対応するとき、中国式と西洋式の朝食の提供、携帯電話のアプリの使用など細かいことをくれぐれと配慮することが義務付けられます。
上海市インバウンド観光市場の回復が加速
中国は複数の国との相互ビザ免除協定の締結、一連のビザ免除政策の打出しにより、インバウンド観光市場の回復を後押ししています。上海市のインバウンド観光市場は右上がりの回復を見せており、外国人観光客数は明らかに増えています。データによりますと、昨年、上海市全市の観光総収入は前年比77%増加して、インバンド観光客が364万人を超え、全国をリードしています。そして、支払環境の改善と宿泊施設資源の更なる開放、及びビザ免除政策の拡大とともに、上海市のインバウンド観光市場はより速い回復が期待できるでしょう。
情報源:Shanghai Observer