中日定期フェリー「鑑真号」、初の旅客輸送 航路と運賃情報を発表

japanese.shanghai.gov.cn

6月28日、中日間の「海の架け橋」と称される中日定期フェリー「鑑真号」が初めて旅客輸送の試験運営を開始したとともに、航路と運賃情報も公開しました。

鉴真号1.png

初めて旅客輸送を開始した中日定期フェリー「鑑真号」(写真提供・上観新聞)

鉴真号2.png

初めて旅客輸送を開始した中日定期フェリー「鑑真号」(写真提供・上観新聞)

中日定期フェリーは、中日両国が国交正常化後、上海初で現在唯一の貨客フェリー航路であり、1985年から上海と神戸・大阪の間を定期的に往復し、中日国際輪渡有限公司が運航しています。

計画によると、「鑑真号」は週1便で運航します。毎週土曜日の正午12時に上海を出港し、日本時間の月曜日午前9時に大阪または神戸(両港に隔週で交互寄港)に到着します。復路便は毎週火曜日現地時間の午前9時30分に大阪または神戸を出港し、木曜日に上海に到着します。片道の所要時間は45時間です。

鉴真号3.png

「鑑真号」のレストラン(写真提供・上観新聞)

「今年は中日定期フェリー運航40周年です。中日友好の架け橋として、2025大阪・関西万博の期間中に旅客輸送を再開することは、中日交流にとって重要な意味がある」と中日国際輪渡有限公司の秦江平総経理は語りました。

運賃については、中日定期フェリーは5種類の客室を提供しています。デラックススイートルーム(定員は4名、うち大人2名と子供2名)は片道8000元/室、バリアフリールーム(定員は2名)とデラックスルームA(定員は2名、エキストラベッド料金を別途支払うとさらに2名追加可能)は片道6000元/室、デラックスルームB(2段ベッド付き、定員は4人)は片道2000元/人、和室(定員は8人)は片道1500元/人です。

運賃に加え、乗客は1人につき片道200元の燃油付加費を別途支払う必要があります。日本発の復路便は、2歳以上の乗客は1人につき1000円の国際観光旅客税を別途支払う必要があります。往復乗船券を購入する場合、客室タイプによって価格優遇の程度が異なります。

鉴真号4.png

「鑑真号」の多目的ホール(写真提供・上観新聞)

客室やレストランのほか、多目的ホール、カードルーム、ダンスホール、ゲームルームなどの娯楽施設も設けています。

今年の「政府開放月間」の特色イベントの一つとして、7月11日の「中国航海の日」当日、「鑑真号」は予約をした参観者に向け一般公開されます。

出典:上観新聞

あわせて読みたい