第27回上海国際映画祭金爵賞が発表 日本映画『夏の砂の上』と中国映画『長夜将尽』が審査委員会特別賞を受賞

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6月21日夜、第27回上海国際映画祭金爵賞の授賞式が行われました。今回の金爵賞には、メインコンペティション、アジア新人、ドキュメンタリー、アニメ、短編の5つの部門が設けられており、49作品がノミネートされました。特に注目されたメインコンペティション部門には12の国内外作品が選出されました。

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金爵賞審査委員会特別賞を受賞した日本映画『夏の砂の上』(写真・VCG)

メインコンペティション部門では、キルギス映画『黒・赤・黄色』(BLACK RED YELLOW)が金爵賞最優秀作品賞を受賞し、日本映画『夏の砂の上』(ON SUMMER SAND)と中国映画『長夜将尽』(長い夜が明ける/WILD NIGHTS,TAMED BEASTS)が共同で金爵賞審査委員会特別賞を受賞しました。

中国の曹保平監督は映画『脱繮者也』(逃亡者/ONE WACKY SUMMER)で最優秀監督賞を受賞し、ポーランド映画『均衡を失った夢』の2人の脚本家が最優秀脚本賞、ポルトガルとブラジルが共同制作した映画『思い出の薫り』(THE SCENT OF THINGS REMEMBERED)で主演したジョセ・マルティンスが最優秀男優賞、中国映画『長夜将尽』で主演した万茜が最優秀女優賞、ドイツ・スイスの合作映画『ドロワックさん、天使を信じますか?』(YOU BELIEVE IN ANGELS、MR.DROWAK?)が最優秀撮影賞、中国・フランスの合作映画『父と息子のように』(MY FATHER'S SON)が芸術貢献賞を受賞しました。

その他の部門では、中国の卞灼監督の映画『翠湖』(AS THE WATER FLOWS)が、アジア新人部門最優秀作品賞を受賞しました。今回の映画祭では、最優秀ドキュメンタリー賞はスペイン映画『コンスタンサ』(CONSTANZA)、アニメーション最優秀作品賞はフランス・スイス・ベルギーの合作映画『ソングバードの秘密』(THE SONGBIRDS' SECRET)、短編実写映画最優秀作品賞は中国映画『野鴉』(CROW)、アニメーション最優秀短編作品賞はロシア・カザフスタンの合作映画『息子』(SON)に授与されました。このほか、中国、スリランカ、インド、フィリピンなどの新人や新映画がアジア新人部門で受賞しました。

出典:上海国際映画祭、人民日報

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