子ども向けの演劇祭が上海で開催!10カ国23作品の児童劇が集結

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-10-21

10月16日、「演芸大世界・2025上海国際児童戯劇芸術祭」が栄威・上海児童芸術劇場で開幕しました。今回の演劇祭は世界10カ国からの優秀な児童劇23作品が集まり、120回の上演を予定しており、10万組以上の親子家族に楽しさを届ける見込みです。

開幕式では、中国の観客に広く愛されている『こんにちは!小さな石獅子』の製作チームが、1年間で14の省と市を巡り43回の公演を行った経験や見聞を共有しました。また、同作品は今年、海派芸術祭の目玉プログラムとして選出され、中国台湾省高雄市で公演を行う予定です。

图片1.png

『小さな石獅子』が舞台に登場(写真提供・澎湃新聞)

開幕式当日、中国福利会児童芸術劇院が特別出品した親子没入型演劇『私の本草世界』も一般公開されました。同作品は「シーン体験+デジタルインタラクション+演劇演出」を一体化した没入型体験を特徴とし、10月17日から11月30日まで中国福利会児童芸術劇院で上演され、中国伝統医学文化の継承をテーマに、実景インタラクティブデジタル技術を活用し、2つの体験ルートと5つのテーマ空間を設け、ゲーム・探検・観劇が一体となり、斬新でバラエティに富んだ体験を提供します。

图片2.png

親子没入型演劇『私の本草世界』(写真提供・澎湃新聞)

「上海国際児童戯劇芸術祭」の前身である「上海国際児童戯劇展演」は、中国福利会が2004年に創設した、中国初の国際的な児童演劇イベントです。宋慶齢氏の「演劇で子どもたちの想像力に火を灯す」という理念を継承し、20年間で30以上の国から136作品を導入し、450回の公演を行い、観客動員数は26万人を超え、うち80%の作品が中国国内初公演でした。

今年の演劇芸術祭は2カ月間にわたり開催され、中国、ロシア、イギリス、アイルランド、オーストラリア、スペイン、日本など10カ国からの23作品が中国福利会児童芸術劇院、上海児童芸術劇場などで上演されます。開幕式では、アイルランドの『A-do-le-TA』とイギリスのロンドン・ウェストエンドの児童ミュージカル『ザ・ライオン・インサイド』が海外劇団の代表として、観客に素晴らしい抜粋公演を披露しました。

图片3.png

アイルランドの『A-do-le-TA』の舞台写真(写真提供・澎湃新聞)

图片4.png

イギリスのロンドン・ウェストエンド児童ミュージカル『ザ・ライオン・インサイド』の舞台写真(写真提供・澎湃新聞)

今回の演劇祭期間中、多種多様な優れた海外児童劇だけでなく、中国国内の主要な児童劇団も誠意を込めた作品を相次いで披露します。陝西省北部の民俗、神話・伝説、江南文化、長江の治水と生態保護など、中国の特色ある要素が際立ち、観客は2カ月間で世界中の児童劇の名作を満喫することができます。

開幕式では、「親子演芸新シーン計画」が発表され、上海の文化施設、博物館、飲食店、親子施設、観光スポットなど50以上の機関と連携し、「観劇+消費」のダブル体験を創出します。また、演劇祭のチケット半券を提示することで、連携店舗の限定特典が受けられ、芸術と生活のシームレスな融合を実現します。

出典:澎湃新聞