上海雑技団『ERA-時空の旅』、「世界ツアー」をスタート

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-09-30

9月27日、上海雑技団による雑技ファンタジーショー『ERA-時空の旅』は20周年を迎えたました。この舞台は、全国各地、さらには世界中の観客から高い評価を受けており、ついに上海を離れ、海外公演へと旅立ちます。関係者によると、『ERA-時空の旅』の「世界ツアー」はタイでの初演を皮切りに、今後ベトナムやロシアなどでも開催される予定です。

图片1.png

『ERA-時空の旅』舞台写真(写真提供・上観新聞)

『ERA-時空の旅』の開演前には、上海サーカスワールドの入口は常に賑わいを見せ、世界各国から集まった観光客が英語、日本語、韓国語、スペイン語といった多彩な言語で活気に満ちています。「毎日20台以上のバスが国内外からの観客を乗せて公演にやってくる」と、上海時空之旅文化発展有限公司の総経理で、上海雑技団団長でもある梁弘鈞氏は語ります。

图片2.png

外国人観客が列に並んで入場している様子(写真提供・上観新聞)

『ERA-時空の旅』は2005年に初演以来、国内外の観光客が中国文化や上海の都市文化を理解するための重要な窓口となっています。2021年には、フランスのチームが創作に参加した『ERA-時空の旅2』も登場しました。公演は卓越したサーカス技術を核とし、ダンスや武術、エクストリームスポーツを巧みに融合させ、さらにオリジナル音楽や3Dプロジェクション、超大型ウォータースクリーンなどの先進的な舞台効果を組み合わせ、上海の歴史と現代文化を織り交ぜた没入型体験を提供しています。

今年7月までに、同シリーズの公演は6400回以上を数え、観客動員数は600万人を超え、その中の7割以上が世界73の国・地域からの観客です。上海を訪れる外国人観光客のうち、約30人に1人が本公演を鑑賞しているという状況で、「この公演なしでは上海旅行は完結しない」と絶賛されています。昨年の外国人観光客が集中したシーズンには、劇場は連日満席となり、週末には臨時席を追加するほどの盛況を見せました。

图片3.png

外国人観客が『ERA-時空の旅』を観覧(写真提供・上観新聞)

今年1月、『ERA-時空の旅』のプロモーションチームはタイのバンコクへと訪れました。特別プロモーションイベントでは、『ERA-時空の旅2』の公演映像がスクリーンに映し出されると、会場には135社のタイ旅行会社の代表者から驚嘆の声が多数上がりました。複数の旅行会社代表は、「数年前に『時空の旅』を観て感銘を受け、『時空の旅2』の公演を楽しみにしている」と語りました。上海に団体客を連れてきた業界関係者からは、多くの観光客がシリーズ公演を観覧後、上海旅行の中で忘れがたいハイライトと感じているとの声が上がっています。多くの旅行会社が『ERA-時空の旅2』を旅程に組み込み、上海を訪れるタイ人観光客が定番観光地に加え、この人文特色あるプロジェクトも体験できるようにすると表明しています。

图片4.png

『ERA-時空の旅2』舞台写真(写真提供・上観新聞)

『ERA-時空の旅2』は現在、タイの関係機関と共にタイでの常設公演について協議中です。タイは世界的な観光地であるため、『ERA-時空の旅2』は世界各地からの俳優とのコラボレーションを計画していますが、演出プログラムの難易度が高いため、俳優のトレーニング方式など、具体的な協力内容についてはまだ協議中です。

今後、「時空の旅」ブランドは、ベトナムやロシアといった市場開拓も視野に入れており、2025年までに20万人以上の外国人観光客を受け入れることを目指しています。

出典:上観新聞

あわせて読みたい