2025年、宮崎駿監督の不朽のアニメーション映画を原作とした舞台『千と千尋の神隠し』の海外公演が決定しました。日本のオリジナルキャストが間もなく上海の舞台に登場します。

舞台『千と千尋の神隠し』が2025年の夏に上海に登場。（写真・新聞晨報、上海文化広場、『千と千尋の神隠し』）

宮崎駿監督の代表作の１つである『千と千尋の神隠し』は、アニメーション映画の最高峰で、世代を超えて共有される記憶として広く知られています。登場人物たちの冒険は、数え切れないほど多くの子供たちにとって忘れられない幻想的で美しいシーンであり、同映画は20年以上にわたり、何千万人もの中国の観客の心の中で「必見」作品となっています。

舞台『千と千尋の神隠し』のワンシーン。（写真・新聞晨報、上海文化広場、『千と千尋の神隠し』）

舞台『千と千尋の神隠し』は、2022年3月に東京・帝国劇場で初演されて以来、世界中で大きな反響を呼び、中国の「舞台ファン」からも熱い関心を集め続けています。上演から3年の間に、この舞台は2回の日本ツアーを行い、東京、大阪、福岡、北海道札幌、愛知名古屋などで上演され、どの都市でも、チケットが手に入らないほどの人気を誇りました。また、2024年にはロンドンのウェストエンドのコロシアム劇場にも登場しました。

舞台『千と千尋の神隠し』のワンシーン。（写真・新聞晨報、上海文化広場、『千と千尋の神隠し』）

ロンドン公演は、日本の舞台劇史上、日本語劇の海外公演としては最大規模であり、東宝劇団にとっても、これほど大規模な海外公演が行われるのは初めてのこととなりました。ロンドンのウエストエンドにあるコロシアム劇場は、約 2300 席を有するウエストエンド最大の劇場の１つです。舞台『千と千尋の神隠し』はロンドンで 135 回上演され、すべての席が満席となり、約30万人の観客を動員しました。

舞台『千と千尋の神隠し』のワンシーン。（写真・解放日報、上海文化広場、『千と千尋の神隠し』）

今回の舞台『千と千尋の神隠し』の初中国ツアーは、上海町芸文化伝播有限公司と上海文化広場劇院管理有限公司に主催され、中国最大規模の日本語オリジナル公演となります。

舞台『千と千尋の神隠し』を製作した東宝は、豊かな海外公演経験を持っており、主に現地のキャストと現地の言語で上演してきました。今回は、東京の製作チームがロンドンに続き、中国において日本語による演劇を上演することとなり、東宝にとっては新たな挑戦となります。

今回のツアーでは、初演から主人公の千尋を演じている橋本環奈さんと、2024年に初出演し観客に強い印象を与えた福地桃子さんが共同で「千尋」を演じます。また、過去のツアーで素晴らしい演技を見せたオリジナルのライブバンドも、上海公演でフルパフォーマンスを披露し、観客に本場の『千と千尋の神隠し』をお届けします。

＜公演情報＞

舞台『千と千尋の神隠し』2025年上海公演

チケット発売時間：

＊2025年2月20日 10:00より上海文化広場尊享PLUS・尊享・乐享会員、大麦会員優先購で先行販売開始。

＊2025年2月20日 11:00より上海文化広場在線之友、大麦一般会員を含むオールプラットフォームで一般発売。

チケット購入方法：上海文化広場、大麦、猫眼、票星球、SMG演際、携程旅行のオンラインプラットフォームから購入。

公演スケジュール（第1期）：

　7月14日 19:30

　7月16日 19:30

　7月17日 14:00/19:30

　7月18日 19:30

　7月19日 14:00/19:30

　7月20日 14:00/19:30

料金：1080元/880元/680元/480元/280元/180元（平日）

　　　1180元/980元/780元/480元/280元/180元（週末）

出典：新聞晨報、解放日報、上海文化広場