音楽で文化交流の懸け橋を――上海で2024中日平和友好コンサートが開催
12月5日夜、上海世博会(万博)博覧館で上海市・大阪市友好都市提携50周年を記念した「2024中日平和友好コンサート」が開催されました。このコンサートは上海市人民対外友好協会と大阪府日中友好協会が共催しました。大阪府日中友好協会の小西禎一副会長、大阪市の横山英幸市長、大阪市議会の竹下隆議長、在上海日本国総領事館総領事の岡田勝氏、上海市人民対外友好協会の傅継紅副会長、及び中日友好関係者など約280人が出席しました。
12月5日夜、上海世博会(万博)博覧館で上海市・大阪市友好都市提携50周年を記念した「2024中日平和友好コンサート」が開催された。(写真・WeChat公式アカウント「上海友協」)
傅継紅副会長は、「今回のコンサートは、上海と大阪が新時代の要求に応じて実務的協力を継続的に拡大し、心を1つに都市の友好交流の新たな1ページを生き生きと書き記したものだ」と述べました。
大阪府日中友好協会の小西禎一副会長は挨拶の中で、このコンサートを企画した今年86歳になる著名な音楽家・作詞家であり、協会の顧問を務めるもず唱平氏に感謝の意を表すとともに、先人たちの残した素晴らしい伝統を引き継ぎ、双方の友好交流をさらに促進することを願っていると述べました。
大阪出身の歌手、浅田敦子さん(写真・WeChat公式アカウント「上海友協」)
大阪出身の歌手、浅田敦子さんはもず唱平氏作曲の「道行き」「三年だったらここで」などを歌いました。上海音楽学院の呉強教授(中国民族弦楽器柳琴奏者)と同学院の金豈民族室内楽団が「シルクロード」「四つの瞬間」などを演奏しました。また、「河内おんなのバラード」「永遠の月光(月亮代表我的心)」「海はふるさと(大海啊故郷)」など、大阪らしさあふれるバラードや中国の名曲を中日で共演しました。
上海音楽学院の呉強教授と同学院の金豈民族室内楽団(写真・WeChat公式アカウント「上海友協」)
大阪らしさあふれるバラードや中国の名曲を共演する中日の音楽家たち。(写真・WeChat公式アカウント「上海友協」)
コンサート後のインタビューで呉強氏は、「音楽は世界の言語であり、国境を超越します。どのような音楽であっても、それが心からのものである限り、人々の心に響かせることができる。これこそが音楽が伝える『愛』なのです」と語りました。彼と金豈民族室内楽団は、浅田さんと共演するに当たって、中国と日本の音楽要素の融合に特に注意を払い、中国の伝統音楽の特徴を保ちながら、浅田さんの歌唱スタイルに調和するように、一部の楽曲をアレンジしました。
浅田さんは、呉強教授と金豈民族室内楽団と初めての共演でしたが、「アイコンタクトや阿吽の呼吸を通じて、全員が一緒になって支え合い、助け合いました。言葉は通じなくても、歌や楽曲を通して通じ合うことができました。それが文化の交流、音楽の交流というものだと思います」と話しました。
大阪市の横山英幸市長は閉幕式の挨拶で、上海の人々が2025年大阪・関西万博に訪れることを歓迎しました。そして、「今日、私は2025年大阪・関西万博のマスコットキャラクター『ミャクミャク』と2010年上海万博のマスコットキャラクター『海宝(ハイバオ)』のバッジをつけています。上海万博のエネルギーを大阪に持って帰り、両万博都市の友情が末永く続くことを願っています」と述べました。
出典:上海市人民対外友好協会