「ピラミッドの頂:古代エジプト文明展」がまもなく「168時間連続開館」へ=上海博物館
昨年7月19日に上海博物館で一般公開された「ピラミッドの頂:古代エジプト文明展」の来館者数は延べ200万人を超え、世界の博物館における単一の有料文物の特別展の来館者数記録を更新し、チケットや関連グッズの総収入は5億8000万元に達したといいます。また、エジプト観光・文化財大臣は上海博物館を訪問した際、この展示の継続的な人気が追い風となり、中国からエジプトへの観光客が前年同期比で60%増加したと述べました。

「ピラミッドの頂:古代エジプト文明展」(写真・WeChat公式アカウント「上海黄浦」)
これまでの会期中、上海博物館はすでに「海上・陸上・空中での鑑賞体験」や、ペット同伴可能な「博物館での『にゃんこ』ナイト」イベントなどの創造性あふれる文化体験型プログラムを展開してきました。現在、この展覧会は残り3カ月となり、上海をはじめとする中国各地のオンラインとオフライン両方のプラットフォームで、今後も多彩なテーマのプロモーションイベントが予定されています。

「ピラミッドの頂:古代エジプト文明展」(写真・WeChat公式アカウント「上海黄浦」)
特に注目されているのは、夏休みと展覧終了間際の来館が重なる「ダブルピーク」に対応するため、7月1日から8月17日の閉幕日まで、月曜の休館日を除き、毎日21時まで夜間延長開館することです。さらに、最終週には「終日開館」モードを導入し、前例のない「7日間×24時間」連続開館のエジプト展の鑑賞体験が提供される予定で、世界の博物館で初となる「168時間連続開館」の世界記録達成に挑戦します。なお、上海博物館は、混雑が予想される週末・休日・夏休み期間中を避け、なるべく5月・6月の平日に来館することを呼びかけています。

「ピラミッドの頂:古代エジプト文明展」(写真・WeChat公式アカウント「上海黄浦」)
「ピラミッドの頂:古代エジプト文明展」は、すでに中国および世界の博物館の有料展覧において、来館者数、単一の特別展における文化・クリエイティブグッズの総売上、メディア露出量といった複数の記録を更新し、世界的な展覧会業界における奇跡を成し遂げました。関係者によると、上海博物館は今、次の大型展を企画しているとのことです。
出典:WeChat公式アカウント「上海黄浦」