上海博物館とメトロポリタン美術館、宋元明清銅器特別展を共同開催

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-03-06

展覧会ポスター(写真・上海博物館)

現地時間2月28日から、上海博物館と米メトロポリタン美術館が共同開催した「鎔古鋳新:宋元明清銅器特別展」がニューヨークで正式に一般公開されました。

これまでで最も全面的な宋・元・明・清の時代の銅器芸術回顧展として、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの複数の機関から200点余りの貴重なコレクションを集め、書画、磁器、玉器、漆器、絹織物、家具と結びつけ、中国の宋・元・明・清の時代の銅器芸術の伝承と革新を表しています。

展覧会は5つのテーマに分けられ、銅器がどのように伝統と革新の間で突破を求めるかについて探求し、宋・元・明・清の時代の社会文化と精神世界を示します。展覧会は故宮博物院、首都博物館、遼寧省博物館など中国国内の文化博覧機関の支援を受けており、国際文化協力の深さと広さを体現しました。

上海博物館は今回の展覧会で国際文化交流の中枢としての役割を十分に発揮し、国内の展示物の貸し出し・展覧を統一的に計画するとともに、中国東方航空と協力し、展覧会の越境輸送と文化観光の融合発展を推進しました。今回の展覧会は1980年に中国国家文物局と米メトロポリタン美術館が共同で「偉大な中国青銅時代」展覧会を開催して以来の中米博物館協力の伝統を受け継ぎ、中米文化交流の重要なマイルストーンとなっています。

2月27日の開幕式で、中国国家文物局の羅文利副局長は、「今回の展覧会で米国の観客に中華文化の創造力と生命力を深く感じてもらいたいと思います。今後、中米博物館と文化遺産における協力をさらに強化することを期待しています」と述べました。上海博物館の褚暁波館長は、「今回の協力は、中華文化と世界文化の深い対話を推進し、将来の博物館の国際協力のためにより多くの革新モデルを模索することに役立ちます」と強調しました。

展覧会は2025年9月28日まで開催され、その後中国で再開することになり、2025年11月12日から2026年3月16日まで上海博物館東館で「三代と同風:宋元明清銅器の復古と革新」をテーマに再び展覧されます。

上海博物馆所蔵の成化二十年昆山県学銅簋(写真・上海博物館)

上海博物馆所蔵の大晟「夾鐘」鐘(写真・上海博物館)

出典:上観新聞