アジア国際切手展が上海で開催
アジア国際切手展<CHINA 2024>が11月29日から12月3日まで、上海で開催されました。今年の切手展には、29の国と地域から計371セット、1617点が展示され、過去最高を更新し、初日カバーも初めて展示部門に組み込まれました。
より多くの若い観客を惹きつけるために、出展者は多大な努力を払いました。工夫がこらされたさまざまな文化クリエーティブグッズは、誰もが購入したくなるものでした。中国産アクションRPGゲーム「黒神話:悟空」とコラボした切手は、多くの若い切手ファンを魅了しました。イギリスやフランスなどの郵便局も、ハリー・ポッター、トランスフォーマー、ペッパピッグ、ピカチュウのIPをテーマにした切手を展示し、多くのファンが買いに来ました。
展示形式の面においても、若者の好みに応えるようになってきました。テーマ郵便局展示エリアには、中国の有名なテーマ郵便局が出展しました。現場では、悟空の姿をしたパフォーマーに多くの観客が写真撮影を求めました。スタンプポイントが随所にあり、インタラクティブエリアにはARインタラクティブウォールやデジタルスタンプ機、音声はがきプリンターなど、一連の斬新なインタラクティブ手法が用いられました。
中国交通運輸部の劉偉部長は、29日に行われた開幕式で、中国は郵趣大国であり、「国家名刺」や「百科事典」としての切手の独特の役割を重視し、郵趣を通じて異なる国や地域の間に、文化の橋、友情の橋をかけてきたと述べました。世界中の郵趣愛好家に参加してもらい、郵趣という媒体を使って、各国の切手の美しさを共に鑑賞し、郵趣の発展の道筋を共に議論し、文明間の相互学習を共に模索し、中国とアジア・オセアニアの各国や地域との文化交流を促進するよう期待を寄せました。
上海市の龔正市長はスピーチの中で、上海は中国の郵便事業発祥の地として深い郵趣文化を有しており、アジアにおける重要な郵趣都市の一つであると述べました。新中国に最初の切手セットが上海で印刷して発行され、国内最古の省レベル郵趣協会が上海で発足し、築100年の上海郵便ビルは時代の変化を見届けてきました。郵趣活動はユニークな文化活動であり、郵趣チームの規模が拡大し、郵趣活動の形態が豊かになり、より深い郵趣交流と協力を行っていきたいと同氏は表明し、国内外の郵趣愛好家がこの文化の饗宴を楽しみ、理解を深め、友情を育むことを歓迎すると付け加えました。
アジア郵趣連盟のPrakob Chirakiti会長はスピーチの中で、中国は常に郵趣発展の促進に尽力し、国際郵趣文化交流の促進に重要な貢献をしており、これは郵趣大国としての中国の影響力を反映していると述べました。世界中から郵趣愛好家が美しい大都市である上海に集まって、郵趣好きという共通の思いを持って交流するのを立ち会うのは、非常にうれしいことだと話しました。
出典:解放日報