チェンバロ奏者の中野振一郎、近日、上海でクープランの名作を披露

japanese.shanghai.gov.cn| 2024-11-21

日本の古楽器奏者で「世界九大チェンバロ奏者」の1人に数えられる中野振一郎は、アメリカのバークレー・バロック音楽祭で最年少ソリストとして抜擢されるなど、バロックと古典音楽への深い理解と演奏術は広く評価されています。今回、初めて中国を訪れ、上海古典音楽祭でフランス・バロック音楽の巨匠フランソワ・クープランの名作を演奏する予定です。

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チェンバロ奏者の中野振一郎(写真・WeChat公式アカウント「上海日領館」)

2024年11月28日、チェンバロ奏者の中野振一郎は上海の聴衆を「フランス鍵盤音楽の父」クープランの音楽の世界へといざないます。彼は、繊細なタッチと歴史的に忠実な演奏スタイルで、「フランスのバッハ」と称されるクープランの卓越した作曲の魅力を再現し、フランス・バロック鍵盤音楽の最も華やかでチャーミングな部分を聴衆に伝え、繊細な豪華さと極上の優雅さに満ちたバロック時代へと皆さんをお連れします。

このコンサートは、2021年にジャガー上海シンフォニーホールが購入したブルース・ケネディ「ミトケ」二段チェンバロのリサイタル・デビューでもあります。チェンバロの音は現代のピアノほど大きくはありませんが、温かくて繊細な音楽体験をもたらします。今回のリサイタルでは、チェンバロの純粋な音色とその澄んだ旋律を間近で感じていただくことができます。

日時:2024年11月28日(木) 19:15

場所:ジャガー上海シンフォニーホール・演奏ホール

チェンバロ:中野振一郎

曲目:

クープラン:変ロ長調第7前奏曲(『クラヴサン奏法』より)

クープラン:変ロ長調第6チェンバロ組曲

クープラン:第12チェンバロ組曲

クープラン:ロ短調第8チェンバロ組曲

コンサートの所要時間は休憩時間を含めて約1時間30分です。

出典:上海交響楽団