輸入博のスピルオーバー効果が持続的に拡大 日系企業が虹橋の開放的な枠組に積極的に参画

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中国と外国の交流連携を深化させ、虹橋が中国のハイレベルな対外開放における窓口としての役割を示すため、「虹橋へ、輸入博へ」イベントが6月12日に虹橋国際中央商務区で開催され、日本、アラブ首長国連邦、ブルガリア、パキスタン、ラオス、セルビア、ウクライナ、インド、ベトナム、チリなど20カ国以上の在上海総領事館の総領事、副総領事、領事および代表者30人以上が招待を受けて出席しました。

虹橋海外発展サービスセンターでは、上海虹橋国際中央商務区管理委員会の楊旭波副主任が、各国領事に対し、越境投資、貿易コンプライアンス、政策コンサルティングなどの分野における「ワンストップ」サービスメカニズムについて詳しく紹介しました。今年に入ってから、同センターは累計で70回近くの海外進出イベントを開催し、1800社以上の企業にサービスを提供しています。そのうち、3分の1は上海以外の長江デルタ地域の企業で、「長江デルタ地域製造+虹橋サービス+グローバル市場」という企業の海外進出における新たなモデルを構築しつつあります。各国の領事の方々は次々と名刺を差し出し、虹橋海外発展サービスセンターを通じて、中国企業の海外進出を一層後押ししたいとの意向を示しました。

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虹橋海外発展サービスセンターを視察している各国の領事(写真提供・上観新聞)

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「虹橋へ、輸入博へ」イベント会場の様子(写真提供・上観新聞)

日本は過去7回の輸入博で最多の出展企業数を記録した国です。在上海日本国総領事館の竹中惠一・副総領事(首席領事)は「日本と中国の協力関係を強化し、より多くの日本企業が輸入博の機会を捉えられるよう後押しする」との意向を表明し、「昨年は300社超の日系企業が出展し、今年は規模をさらに拡大する。中国が30日間のビザ免除措置を再開したことは、博覧会出展の準備に大きな利便性をもたらした」と述べました。特に、竹中副総領事は虹橋品匯と日本貿易振興機構(JETRO)の深い強力関係についても言及しました。すなわち、第4回輸入博以降、双方は保税展示や日本酒商談会などの方式で「展示品から商品へ」の常態化運営を実現しており、6月6日の第2回「サケサミット」の開催で、輸入博のスピルオーバー効果を継続的に拡大させています。

虹橋国際中央商務区管理委員会の孔福安党組書記によると、虹橋国際中央商務区が輸入博の恒久開催地として、中国国際輸入博覧局と緊密に連携し、各国の出展者とのつながりを強化し、情報の共有を維持していきます。今後、同商務区は「サケサミット」などの活動を切り口に、輸入博のスピルオーバー効果をさらに取り込み、質の高い発展の新たなエンジンを構築し、中国の質の高い発展とハイレベルな対外開放に虹橋の力を注ぎます。

出典:上観新聞、WeChat公式アカウント「上海虹橋」

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