第1回ヒーローeスポーツアジアチャンピオンズリーグが上海で閉幕、中国チームが「デルタフォースACL」決勝戦で優勝

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-05-21

5月18日、「ヒーローeスポーツアジアチャンピオンズリーグ」(以下「ACL」)が上海で閉幕し、9つのeスポーツを含め、2025年eスポーツワールドカップへの直接出場権となる貴重な16枠を決定しました。ACLは、現在アジアで最高レベルかつ最大規模の国際総合eスポーツ大会です。3日間にわたる決勝戦は浦発銀行東方体育センター・静安体育センター・国家会展中心で同時に開催され、約4万人の観客が来場しました。

大会には『Counter-Strike 2』『Dota 2』『Honor of Kings(王者栄耀)』『Street Fighter 6(ストリートファイター6)』『LEGEND CUP』『チームファイト タクティクス』『VALORANT Esports』『デルタフォース』『クロスファイア』などのeスポーツが含まれ、賞金は1500万元に達しました。

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5月18日、「ヒーローeスポーツアジアチャンピオンズリーグ」が上海で閉幕。(写真・ACL)

このうち、「ACL×デルタフォース」の決勝戦は上海国家会展中心1.2館のEsports Stageで開催され、激闘の末、中国チームが優勝を獲得しました。これは中国がこのeスポーツの国際舞台で、大規模戦闘種目における初優勝を手にした歴史的な瞬間となりました。

今回の大会には、世界中から1200以上のトップチーム・1万人以上の選手が集結し、約200人が決勝戦に進出し、うち多くの選手が初めて中国を訪れました。「これほどの規模とレベルの国際総合eスポーツ大会は上海で開催されたからこそ、成功裏に初開催できたのです。私の考えでは、このIPは上海マラソンのように、都市と長期的に強く結びつき、真の上海文化の特色を備えた存在になるべきです」と、ACLのCEO兼ブランド責任者である王忻晹氏は語りました。

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5月18日、「ヒーローeスポーツアジアチャンピオンズリーグ」が上海で閉幕。(写真・ACL)

また、ACLは「DreamHack」没入型プレイヤーフェスティバルを開催し、中国のプレイヤーに向けて、eスポーツ・コンシューマーゲーム・コスプレパフォーマンス・ライブミュージックなどが融合したフェスティバルを展開しました。1994年に誕生した「DreamHack」は世界最大規模のeスポーツ・デジタルカルチャーフェスティバルの一つであり、今回の上海開催により、上海のeスポーツ産業と多元的な文化エコシステムがさらに充実しました。

上海で過去に開催されたeスポーツ大会では、世界初の都市名を冠したeスポーツ大会「Esports Shanghai Masters」から、「リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」のようなゲームメーカー主催のトップ大会まで、多様なタイプの大会が展開されました。しかし、大陸間クラブ対抗戦の総合eスポーツ大会だけが欠けていました。そのため、第1回ACLは中国で最もeスポーツの雰囲気が濃厚で、eスポーツ産業基盤が最も成熟した上海を開催地とし、将来の「世界eスポーツ都市」を目指す同市の発展に欠かせない重要なピースを埋める役割を果たしました。

長年にわたり開催されているF1中国グランプリと上海マスターズは、すでに上海のスポーツ代名詞としての地位を確立しています。そして将来の上海のeスポーツの発展を見据えると、ACLは前述の上海スポーツの代名詞となった競技大会のように、「世界eスポーツ都市」を象徴するシンボルになると期待されています。

出典:上観新聞、文匯報

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