ますます国際色豊かに――上海ハーフマラソン、各国の選手が活躍
4月20日早朝、世界陸連(IAAF)のゴールドラベルレースである「2025年上海ハーフマラソン」が号砲とともにスタートし、世界中から1万5000名のランナーが参加しました。男子の部では、ケニア出身のロンセル・キプコリランド・コンガ選手が1時間1分7秒という好成績で優勝、女子の部ではエチオピアのフータ・ゼレイ選手が1時間6分36秒の成績で見事優勝を果たしました。
女子の部で優勝したエチオピアのフータウ・ゼライ選手(撮影・陳龍/文匯報)
今年、上海ハーフマラソンは、世界陸連のプラチナラベルレースへの昇格を目指し、競技レベルとサービスレベルをさらに向上させ、国際色もますます強まっています。紹介によると、エリート選手のさらなるレベルアップを図るため、大会組織委員会は、ケニア、エチオピア、日本、スイスなどから22名の国際的な招待選手を招聘しました。
人気選手「箱根の子」青山学院大学卒の太田蒼生(撮影・陳龍/文匯報)
その中には、日本の箱根駅伝の名門である青山学院大学と國學院大學から、人気選手「箱根の子」と称された青山学院大学卒業の太田蒼生選手を中心とする多数の選手が出場しました。また、今回の大会には抽選により選ばれた外国籍ランナーが325名参加し、日本、アメリカ、シンガポールなど21の国と地域から集まりました。
中国語を話せる「スーツおじさん」瀬戸温夫氏は、ゴール付近で人気者となっており、多くの完走ランナーが彼との記念撮影を求めていました。近年、瀬戸氏は上海で仕事と生活をしており、ある日本企業の中国事業本部のCEOを務めています。スーツ、ネクタイ、白いシャツ、サングラスという出で立ちで、マラソンに出場する彼は、まさに大会でひときわ目立つ存在です。
ベテランランナーでもある瀬戸氏は、グランドスラム7大マラソンのひとつ、東京マラソンに参加しており、上海ハーフマラソンのサービスについて、「東京と同じように、こちらの大会の雰囲気も熱気に満ちていましたが、ハーフマラソンのサービスは東京よりも良かったです。例えば、ここでは完走後にすぐに無料で写真をもらえますが、東京マラソンでは500~600元払って、1週間後に2、3枚しか届かないこともあります」と語りました。
「スーツおじさん」瀬戸温夫氏(撮影・陳龍/文匯報)
大会現場の様子(撮影・陳龍/文匯報)
3時間15分の制限時間を経て、2025年上海ハーフマラソンは閉幕を迎えた。集計によると、本大会の完走率は99.27%に達しました。
出典:上観新聞、文匯報