「孤独のグルメ」のプレミア試写会が上海で開催 松重豊がファンたちと「美食の約束」を果たす

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「ポスターを見ただけでお腹が空いてしまう」。近日、上海の歴史ある大光明映画館の外壁に「孤独のグルメ」のポスターが飾られ、多くの人がそれを見て思わずこう言いました。同作は18日に中国で公開されます。4月16日、監督兼主演俳優の松重豊が大光明映画館で開催されたプレミア試写会に出席し、1000人以上のファンたちと一緒に「美食の約束」を果たしました。

大光明映画館前で記念写真を撮る観客(撮影・頼鑫琳/上観新聞)

「肚子餓了(腹が減った)」と松重豊は笑顔で中国語で出席の観客に挨拶しました。映画では、井之頭五郎が「スープ探しの旅」に出るが、松重豊は、スープはどの国でも、どの年齢層でも共感を呼ぶ料理で、映画に登場するフランスのオニオンスープ、日本のラーメンスープ、韓国のヘジャングッ(酔い覚ましスープ)などは、シンプルながら深い味わいがあると考えています。「昨日、上海でファンたちに思い出のスープを聞いたら、番茄蛋湯(トマトのかき卵スープ)との答えがあって、私もそれを食べてみて、本当に美味しかったです」と絶賛しました。

プレミア試写会の様子(撮影・張熠/上観新聞)

プレミア試写会の様子(撮影・張熠/上観新聞)

松重豊は3日連続で上海のイベントに参加し、ファンたちとの交流だけではなく、街頭でシティウォークも体験し、さらに黄魚麺(イシモチラーメン)など上海のグルメも堪能しました。多くのファンがSNSで「五郎さん」との出会いをシャアしました。また、映画鑑賞団が協力して「焼きソーセージ」活動も行った映画館もあり、入場者たちに焼きソーセージを配りました。上映後、ソーセージの香りの中で松重豊は「日本の映画館にはないサービスですね」と羨ましそうに言いました。

映画ポスター(撮影・張熠/上観新聞)

上海語映画「菜肉餛飩」の主演者である徐祥もプレミア試写会に姿を現し、松重豊に上海名物グルメ「蝴蝶酥(パルミエ)」をプレゼントし、さらに「醃篤鮮」など「舌の上の上海風情」を紹介しました。上海語文化プロモーターとして、徐祥は松重豊に「とてもおいしい」という意味の上海語「嗲」を教えました。さらに、「上海には中国ほとんど全種類の美食が集まっているので、機会があればぜひ、上海で『孤独のグルメ』を撮影してほしい」と語りました。

現在、上海では「映画と連動した美食巡り」イベントも開催中です。「楽影上海」という映画クーポン券を入手すればさらに美食試食クーポン券ももらえたり、上海の映画館とその周辺のグルメを楽しんだりすることができ、さらに映画半券で受けられる連携美食店の割引優待サービスもスタートしました。

今回の「孤独のグルメ」上映は「首映上海(プレミア上海)」シリーズイベントの一つです。同イベントは上海市映画局が昨年7月から開始したもので、さらに多くの映画クルーが上海でプレミア試写会を開催し、映画と観客との双方向の出会いを作ることを促進することが目的です。松重豊は「首映上海」をきっかけに、上海に3日間滞在し、浦東、虹口、長寧、黄浦、徐匯の9つの映画館で、合わせて10回の鑑賞後の交流イベントに参加しました。

出典:上観新聞