文化・スポーツ・ビジネス・観光と消費を融合 2024年上海体育博覧会が開催
2024年上海国際スポーツイベント文化・スポーツ用品博覧会(以下、「上海体育博覧会」)が11月28日に上海世博展覧館で開幕しました。3日間にわたる毎年恒例の盛会は、スポーツ、文化、ビジネス旅行を組み合わせたもので、数え切れないほどのランナーや市民を惹きつけました。開幕式では、上海マラソンのマスコット「奔奔」が会場の盛り上げ役として、そのかわいらしさと面白さで楽しくてリラックスした雰囲気を作り出し、多くのランナーや市民が写真を撮りにきました。
開幕式で登場した上海マラソンのマスコット「奔奔」(撮影・海沙爾/上観新聞)
2024年上海体育博覧会は、上海スポーツ消費フェスティバルの中核プロジェクトとして、トップクラスイベントの波及効果を最大限に発揮し、スポーツ、文化、ビジネス、観光を融合することでスポーツ消費を新たなレベルに押し上げました。 2024年上海体育博覧会は「果然不一YOUNG(やっぱり違う)」をテーマに、スポーツ用品展示エリア、スポーツイベント・スポーツ文化展示エリア、上海マラソン特別エリアの3つの核となる展示エリアを設置しました。規模は昨年に比べて50%増加し、展示面積は3万平方メートル、出展ブランドは200以上に達しました。今年は初の専門フォーラム、充実したインタラクティブ体験、多様な展示内容など、7つの主要セクションを全面的にアップグレードし、各界から注目を集めました。
開会式で、オリンピック金メダリストーの呉敏霞氏は、「今年の体育博覧会は、規模も内容も昨年に比べて大幅に改善されました。ブースのデザインと新製品の展示は特に興味深いです。このような展覧会を通じて、より多くの方にスポーツの魅力を感じていただければ幸いです」と述べました。
2 人の子どもの母親である呉敏霞さんは、体育博覧会ではスポーツ用品の実用性をより重視しています。「子どもたちもスポーツに参加し始めているので、年齢層に適した靴や服を選びたいと思います。ここでの展示品はハイテックに見え、家族のニーズを満たすだけでなく、国民のフィットネス体験も向上させています」。
上海体育博覧会が11月28日—30日に上海で開催されました。(撮影・海沙爾/上観新聞)
「世界マラソングランドスラムへの全力疾走」をテーマとして上海マラソン特別エリアは、今回の体育博覧会の中核エリエの1つであり、ランナーや市民の熱狂的な参加を集めています。展示エリアのデザインには、グランドスラムランニングシューズの試着、メダルの展示、ランニングインタラクティブウォールだけでなく、東京マラソンなどの国際イベントの経験も初めて導入され、上海マラソンの国際化の過程が示されました。
ランニング装備やイベントサービスに加え、イベント文化の発信も上海マラソンの見どころです。展示エリアにはランニングインタラクティブウォールが特別に設置され、ランナーはワールドマラソングランドスラムトラックでスプリントの模擬体験に参加し、世界のトップイベントの雰囲気を感じることができました。さらに、三級甲等病院の専門家チームが提供するイベント後のリハビリテーションサービスも、ランナー間のホットトピックとなっていました。
2024年上海体育博覧会では、豊富なコンテンツと革新的な形式を通じて、スポーツ文化が市民の日常生活に深く組み込まれました。ビジネス、観光、文化、スポーツを統合したこの毎年恒例の盛会は、スポーツ産業の発展を促進するだけでなく、国民のフィットネスをより興味深く魅力的なものにしました。
出典:上海市体育局、上観新聞(Shanghai Observer)