上海の老舗で春節の味を楽しむ
爆竹の音や街を彩るランタンだけでなく、老舗の美食も上海ならではの春節の雰囲気を作り出しています。
八宝飯
(写真提供・WeChat公式アカウント「上海商務」、以下同様)
上海の春節に欠かせないのが、団らんと吉祥を象徴する八宝飯です。もち米にこし餡、そして色とりどりのナッツやドライフルーツをあしらったこの一品は、特に「杏花楼」の八宝飯は定番です。古法を則った製法で、厳選された五常もち米と手作りのこし餡を使用し、甘すぎず、しっとりとしたなめらかな口当たりが特徴です。
購入場所: 黄浦区福州路343号 杏花楼
蝴蝶酥
「蝴蝶酥(パルミエ)」は、幾重にも折り込まれたパイ生地と濃厚なバターの香りで親しまれている上海の名物菓子です。上海最大の食品専門デパート「第一食品商店」に出店している上海伝統菓子店の「華点食品」では、毎日作りたてを販売しています。サクサクとした食感で、ミルクのコクがありながらも後味は軽やかです。春節の来客用や自分へのご褒美に適した一品です。
購入場所:黄浦区南京東路720号 第一食品商店内 華点食品
緑豆糕
中国語で「糕(ガオ)」は「高」と同じ発音であることから、新年に食べることで「さらなる飛躍(歩歩高升)」を願う縁起物とされています。上海を代表する伝統菓子の老舗である「沈大成」の緑豆糕は、皮を除いた緑豆と上質なもち米を主原料に、無水バターを加えて仕上げています。口の中でとろけるような繊細な食感が魅力です。春節限定の「八方来財(四方八方から財宝が集まる)」ギフトボックスには、プレーンとピスタチオの2つの味が登場しています。
購入場所:黄浦区南京東路636号 沈大成
「大白兔」ミルクキャンディ
昔ながらのオブラートに包まれた濃厚なミルク味が特徴の「大白兔」ミルクキャンディは、世代を超えて愛される上海の思い出の味です。近年は新フレーバーも登場し、定番商品と可愛いぬいぐるみチャームを合わせたギフトセットも、新年の贈り物としても人気を集めています。
購入場所:黄浦区南京東路100号 大白兔
麻球
黄金色に揚げられた丸い「麻球(胡麻団子)」は、表面にたっぷりのゴマをまとわせ、中にこし餡が詰まった、噛むほどに香ばしいおやつです。その丸い形は「円満」と「お金がどんどん入ってくる」ことを意味し、素朴ながら縁起のよい春節のおやつとして、年配世代にも根強い人気があります。
購入場所:徐匯区天鈅橋路40-90号 匯聯商厦1階 白玉蘭食品
腌腊
「腌腊」は、上海の人々にとって冬の食卓や、大晦日のご馳走に欠かせない存在です。この時期、老舗の「泰康食品」の店頭には芳醇な香りが漂い、見事な品々がずらりと並びます。艶やかな紅色の「金華ハム」をはじめ、旨味が凝縮された「干し塩豚」、中華ソーセージ、アヒルの干物など、身が締まった逸品が揃っています。これらの食材を使った「塩豚と春タケノコの蒸し物」や、上海名物のスープ「腌篤鮮」は、まさに時間が育んだ濃厚な「春節の味」といえるでしょう。
購入場所:黄浦区南京東路776号 泰康食品
糟鹵
「糟鹵」また「糟酔」は、江南地方に伝わる独特の漬け方です。熟成米酒をベースにした漬け汁に加熱済みの食材を浸すことで、ほのかな酒香を引き出します。1852年創業の「邵万生」は、まさに上海の「糟酔」文化を代表する老舗です。特に看板商品の「酔っ払い海老」や「酔っ払い蟹」は有名で、上海の家庭料理の宴を彩る前菜として欠かせない存在です。
購入場所: 黄浦区南京東路414号 邵万生
紅腸とポテトサラダ
上海の惣菜といえば、長年親しまれてきた老舗・「山林大紅」の紅腸(ポークソーセージ)とポテトサラダは外せません。ぷりっとした食感とニンニクの香りが効いた紅腸となめらかでミルキーなポテトサラダ、この「赤と白」のコンビネーションは、多くの家庭の年越しの食卓を彩ってきた、温かな記憶の味です。
購入場所: 徐匯区漕東支路1弄曹東里1016号 山林大紅
出典:WeChat公式アカウント「上海商務」、WeChat公式アカウント「上海国際服務」