「高水準の対外開放拡大」に注力、国務院新聞弁公室が上海で記者会見開催
4月13日から14日にかけて、国務院新聞弁公室は上海で国内外報道関係者向けの記者会見を開催しました。アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、ドイツ、日本、韓国など各国の記者が参加しました。
記者会見では、「上海がより高いレベルから高水準の対外開放を一層拡大していく取り組み」について説明が行われました。上海は中国の改革開放の最前線であり、世界と深く結びついた国際大都市として、世界が中国を観察する重要な窓口です。「第14次五カ年計画」期間中、上海市の域内総生産は年平均4.9%成長し、5兆6700億元に達し、世界のトップ5都市に入りました。通関地貿易総額は11兆元を突破し、世界の都市で首位を維持し、改革開放の恩恵が持続的に現れています。
外資にとって最も有力な投資先の一つ
外資企業の誘致と事業展開において、上海には約8万社の外資企業が集積しています。その多くは20~30年にわたって上海に根を下ろし、貿易から製造、そして研究開発へと機能を拡大しながら、中国本部、大中華圏本部、アジア太平洋本部へと成長てきました。現在、上海には1000社以上の多国籍企業の地域本部が集まっており、外資企業の発展は引き続き質の高い成長を遂げています。
上海は今後も、制度面での開放を着実に拡大し、サービス業を重点として、新たな開放分野でより多くのプロジェクトを実施し、国際的な一流のビジネス環境を整え、安定した予測可能な発展環境を通じて、世界中の企業が上海で安心して成長できるよう支援します。今年、上海は「上海市外商投資企業国内再投資への奨励に関する若干の措置」を発表し、外資企業による国内再投資の促進に向けた全国初の地域レベルの指針を打ち出しました。この政策に対し、外資企業から高い関心と積極的な反応が寄せられました。現在、多くの外資企業が政策の恩恵を受けており、政策の効果が現れ始めています。
世界貿易ネットワークのハブとしての地位を強化
上海は世界最大の貿易港を有する都市であり、上海港のコンテナ取扱量は16年連続で世界第一位を維持しています。越境貿易の発展を継続的に推進するため、上海は港湾の総合的なサービス保障能力を向上させ、貨物の通関、外国為替決済などの手続きを、より効率的で簡素かつ迅速なものへと改善しています。高付加価値製品の輸出入を拡大し、国家サービス貿易革新発展モデル区の整備を進め、越境EC、保税修理、越境再製造などの新しい貿易形態の拡大を支援し、世界貿易ネットワークのハブとしての地位を強化しています。
今年、上海は越境貿易の利便化に向けた特別行動を展開します。通関監督管理モデルの革新深化、新しい貿易形態の発展支援、越境物流輸送の効率向上、港湾インフラの強化などを柱として、上海港のビジネス環境をさらに最適化していきます。例えば、通関監督管理モデルの革新深化においては、生鮮冷蔵品の通関改革の試行を実施します。また、新しい貿易形態の発展支援においては、郵便・宅配企業が空港に航空宅配便処理施設を設置することを支援し、小包郵便物の輸出能力を向上させます。さらに、越境物流輸送の効率向上においては、長江デルタ地域の企業集積地に航空貨物通関前処理拠点を設置し、航空貨物の受取や保安検査などを事前に済ませることで、企業に「近接型エアロジスティクス」サービスを提供します。
金融分野における対外開放を着実に拡大
金融分野における対外開放において、上海は制度面での開放を重点的に推し進めており、国際金融センターとしての開放ハブ機能を継続的に強化しています。
「第15次五カ年計画」期間中、上海はより高いレベルから金融の高水準開放を全面的に深化させます。制度の供給とシステム統合により金融開放にかかる先行的な試みを確実に支えていきます。第一に、越境金融とオフショア金融の協調的発展を支援し、国際的なルールに則って、オフショア債券や再保険、外国為替などの業務を展開し、「海外進出」企業や「一帯一路」共同建設国・地域の関連企業が、より円滑に質の高い金融サービスを利用できるようにします。第二に、金融市場とインフラの高水準開放を継続的に拡大し、債券市場の相互接続と対外開放を秩序立てて推進し、世界中の投資家による中国の債券、株式、ゴールド(金)などのさまざまな金融資産への投資利便性をさらに向上させます。第三に、要件を満たす外資金融機関が個人年金、国債先物取引などの資格を申請することを支援し、上海国際金融センターを拠点として事業展開能力を向上させます。
出典:WeChat公式アカウント「上海発布」