ビジネス環境を持続的に最適化 追加の企業優遇措置を打ち出す、上海

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上海市は今年初め、8年連続でビジネス環境最適化大会を開催し、ビジネス環境最適化行動計画8.0を発表し、企業の実感向上に焦点を当て、58項目の課題と措置を定めました。これを踏まえ、上海市は近々新たな追加措置を打ち出します。企業にとって急務となり、部門間連携が求められる10項目を重点的に突破し、具体的措置のさらなる深化・細分化を推進し、各任務が早期に実施され、年内に顕著な成果を収められるよう全力を尽くします。

「十大難関攻略任務」には主に以下の内容が含まれます。

世界銀行の基準との整合性改革の面では、規制ルールの改善、公共サービスシステムの最適化、実施効果の向上に向けてさらに進め、整合性改革の新たな任務リストを打ち出し、国際の先進的実践を学び参考にすることを重視し、長所を伸ばし短所を補い、ビジネス環境の国際競争における新たな優位性の形成を加速します。

企業優遇政策のサービス最適化の面では、「随申兌」ワンストップ照会・申請・適用プラットフォームを一般公開し、政策の申請条件と範囲を科学的かつ正確に設定する「政策演算器」を導入し、「免申即享(申請なしに優遇政策を享受できる)」サービス範囲を継続的に拡大し、一般特恵政策の対象範囲を最大限に拡大します。

企業関連行政検査の最適化の面では、各業界が「企業負担軽減型監督管理」「不要不急の検査排除」のダブルリストを早急に構築するように推進し、検査事項の「双方透明性」と検査規範の「相互承認」を推進し、市・区級の統括的計画と検査コードの統一などにより、企業関連行政検査の規範性・一貫性・連携性の向上に力を入れ、企業に支障をきたすことなく検査の削減・質向上を実現するよう努めます。

「信用+リスク」監督管理体制の構築の面では、「総合+業界」企業社会信用評価システムを研究・健全化し、企業信用リスクの「正確なプロファイリング」を改善し、市場監督分野におけるリスク予測モデルを構築し、個人事業主の信用リスク分類を完成させ、信用リスク分類管理の適用対象を企業から個人事業主へと拡大することを実現します。

中小企業向け融資サービスの革新の面では、金融機関による信用融資商品の供給における革新を強化し、「パーク内即日融資行動」を試験的展開を推進し、融資サービスセンターのさらなる地方展開を図るとともに、サプライチェーンファイナンスの発展に力を入れ、小規模・零細企業の融資の利便性と利用可能性の向上に努めます。

健全なネット世論環境の構築の面では、アップグレードされた「企業関連権利侵害情報処理サービスパッケージ」2.0を発表し、企業関連権利侵害情報処理に関する実務研修を実施し、「清朗浦江・e企同行」ネット世論環境最適化特別活動を展開し、協働ガバナンスのメカニズムを構築します。

知的財産権保護連携及び法執行連携の強化の面では、長江デルタ地域での海外知的財産権の連携保護を展開し、海外知的財産権保護に関する特別調整メカニズムを構築し、「知的財産権の保護」特別法執行活動を実施し、商標権侵害の小規模事件の調査・処理に関するガイドラインを打ち出し、「権利侵害・模倣品防止政府企業間連携メカニズム」を整備し、権利侵害行為の取締りと企業への保護を強化します。

不当利得を目的とする職業的損害賠償請求の取締の面では、法に基づく関係機関の連携を強化し、市場監督管理部門の「苦情申立異常リスト」を最適化し、「不当利得を目的とする職業的損害賠償請求・告発の法に基づく取締に関する意見」を研究・策定し、苦情申立や告発などの方法を通じて企業に圧力をかけ、不法な利益を得る違法行為や犯罪に対して、法規に基づき取り締まり、不法な職業的告発を効果的に抑制し、誠実で信頼性の高い市場環境の構築を推進します。

企業破産処理の利便性向上の面では、企業破産行政事務の協調メカニズムを強化し、破産管財人が法に基づき職責を果たすことをサポートします。この活動は世界銀行のビジネス環境評価における10の主要指標の1つにつながり、市場の清算効率を確実に向上させ、苦境にある企業の再建・再生を支援し、市場資源の配置を最適化する上で重要な意義があります。

街道・郷鎮におけるビジネス環境構築への支援の面では、「最後の1キロ」をつなげることをめぐって、街道・郷鎮における企業向けサービスと地域での法執行の最適化を支援し、「街道・郷鎮からの要請に関係部門が即時対応」というメカニズムを実効化し、12345の案件配分システムを最適化し、活気ある街区へと秩序正しく発展させます。

次の段階では、上海市はビジネス環境最適化行動計画8.0と「十大難関攻略任務」の実施加速に力を入れます。

※なお、本チャートの内容は、中文で作成され、日本語に翻訳されます。中文版が正本であり、日本語版は参考として作成されます。これら両言語版の間に矛盾抵触がある場合、中文版が優先します。

出典:上観新聞

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