外資誘致サービスを展開し、外資の質の高い発展を推進=上海市
上海市政府新聞弁公室は3月20日、記者会見を開催し、市投資促進弁公室(市経済情報化委員会)の関係者が2025年上海グローバル投資促進大会の全体的配置と準備状況を紹介しました。記者会見では、上海市商務委員会の関連責任者は、新たな状況下での上海市の外国投資促進サービスの実施と外国投資の質の高い発展の促進に関する具体的な措置についての質問に答えました。
世界中と深くつながっている国際大都市として、上海は常にグローバル企業投資の優良地、産業革新の集積地、若い起業家にとって恵まれた所です。過去1年間、上海市では投資額1億元以上のプロジェクトが1925件実施され、投資総額が1兆1000億元を超えました。投資額1億元以上の新興産業、未来産業、重大な高品質プロジェクトは40%を占め、産業投資規模は史上最高を記録し、初めて2000億元を超え、前年比11.1%増加し、上海経済の回復と改善の促進に積極的に貢献しました。
今年、上海の外資関連活動は、国の「外資安定化行動計画」の実施に重点を置きます。世界経済情勢の発展と変化に合わせ、また上海の実情を踏まえて、「精確さ」を重視し、精確な政策実施、精確な投資誘致、精確なサービス提供を行い、実質的な成果を収めるよう取り組みます。
精確な政策実施
上海市商務委員会は、外資企業から寄せられた「政策が分散している」「理解しにくい」「申請が煩しい」といった問題を受け、「外商投資政策集」(通称「政策イエローページ」)を作成しました。多言語に翻訳され、関連政策へのリンクやガイドを強化することで、外資企業が「取得しやすい」「理解しやすい」「申請しやすい」環境を整えます。
市商務委員会はまた、外資企業のビジネス展開に最も関連性の高い開放政策に重点を置き、より多くの開放試行プロジェクトの実施を目指します。高水準の制度型開放に関する「80条」2.0版を引き続き活用し、サービス業の開放拡大に向けた総合試行を深化させ、バイオテクノロジー、外資独資病院、付加価値電気通信などの最新の開放措置を着実に推進し、自由貿易試験区や臨港などのエリアで先行試験を行い、上海における外資投資促進の新たなスペースを広げ、新たな機会を創出します。
精確な投資誘致
市商務委員会は「精確な投資誘致行動計画」を策定し、国別、産業別、ターゲット企業別に細分化した戦略を展開しています。産業チェーンによる投資誘致、ファンドによる投資誘致、ロードショーによる投資誘致、展示会や国際大会による投資誘致、パートナーとの連携による投資誘致などの方式で、直接投資、エクイティ投資、ラウンドトリッピング投資、利益再投資、金融投資などの重点分野に狙いを定め、外資規模と上海の外資誘致が全国に占める割合を維持します。
精確なサービス提供
全市の投資誘致サービス一体化の枠組みのもと、市商務委員会は外資企業へのサービスを最優先課題として位置づけ、ビジネス環境8.0の各施策を着実に実施しています。今年は、政策の確実な実施と問題解決の効果を重視したサービス提供に力を入れます。まず、外資企業の要望や問題を広く聞き取り、政府と企業の間の円卓会議を引き続き開催します。昨年、市・区レベルで約130回開催し、多くの問題が同プラットフォームを通じて共有・解決されました。今年も市の指導者がすでに2回の会議を主宰しており、火曜日にも開催する予定です。市商務委員会は問題のフォローアップ体制を整備し、解決に向けた調整を継続的に推進しています。
さらに、外資企業のニーズが特に集中している分野において、より迅速に対応できる専門チーム体制を整備する予定です。例えば、技術革新の応用、標準規格の制定、M&A、権益保護、人材雇用サービスなど、企業ごとの課題に応じた調整を行い、具体的な問題と滞りを解決していきます。大きな枠組みで共通の課題を解決し、専門チームで個別の問題を解決します。外資企業が安心して発展し、より安定で自信を持つよう、支援します。
※なお、本文書は、中文で作成され、日本語に翻訳されます。中文版が正本であり、日本語版は参考として作成されます。これら両言語版の間に矛盾抵触がある場合、中文版が優先します。
出典:上海市商務委員会