『ズートピア2』がペット同伴専用映画上映会をブームに
飼い主と共に映画を鑑賞する犬「糯米」と映画チケット(写真提供・新聞晨報)
『ズートピア2』は11月26日の公開以来、世界57カ国・地域で大ヒットを続けています。データによると、12月1日17時までに中国市場での興行収入は2億7800万ドルに達しました。注目すべきは、一般の観客に加えて、特別な「観客」としてペットも参加していることです。
『ズートピア2』の大ヒットに伴い、「ペット同伴映画上映会」は新たなトレンドとなり、中国全国まで広がっています。数十匹の犬が密閉された上映室に集まる様子は、まるで実写版の『ズートピア』のようですが、上映中の秩序はしっかりと保たれています。
関係者によると、その秩序が保たれている理由の一つは、多くの上映会が成熟した「ペットコミュニティ」による貸切上映であり、飼い主同士や犬同士がお互いに顔見知りであることが多いからです。また、「ペット同伴映画上映会」に参加する飼い主は、ペット同士のトラブル対応にも慣れています。
秩序の問題に加え、一般の観客が最も懸念するのはペットの排泄問題です。これについて飼い主たちは全体的にリラックスした態度を示しており、「映画館は屋内のため、しつけの行き届いた犬が勝手に排泄することはありません」と話しています。さらに、「おむつ着用」がペット同伴イベントの入場の必須条件となっています。入場者全員にペット用トイレシーツが配布され、映画鑑賞中は犬におむつを着用させるため、衛生環境への影響はほとんどありません。経験豊富な飼い主は、入場前に屋外でペットに排泄をさせ、運動させて余分なエネルギーを発散させています。映画館内では座席にビニールシートを敷き、犬の毛の付着を防いでいます。
全年齢向けの動物をテーマにした続編である『ズートピア2』は、「ペット同伴映画上映会」のシナリオに自然に適合し、多くのペット飼育家庭の社交ニーズに応えています。飼い主にとって、犬を連れて映画館に行くことは、単に流行を追うだけでなく、「分離不安症」を和らげる特効薬でもあります。
実際、ますます多くの飼い主がこの新しい試みに挑戦しています。ある飼い主は「犬が最も喜ぶのは飼い主との時間です。抱っこするだけでもとても嬉しいですが、一緒に映画を観るのはなおさらです。今後もペット同伴映画上映会があれば、ぜひ参加したいです」と語りました。
出典:新聞晨報