グローバル・デジタルコマース大会2025が来週上海で開催

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-11-20

11月25日から26日まで上海国際会議センターにて、グローバル・データ・エコシステム・カンファレンス2025が開催されます。本大会は、データ要素の市場化配置、デジタル技術の革新的応用などの主要分野に焦点を当て、世界のトップクラスのデジタルエコノミー人材、デジタルコマース企業、科学技術・研究機関などのリソースを集結し、産業・学校・研究・応用の協同イノベーション・プラットフォームを構築します。デジタルコマースのエコシステムの構築を推進し、全国のデータ要素が「供給でき、流通し、活用され、安全が保障される」体制を支えるため、より多くの「上海の知恵」を提供することを目指しています。

上海は、これまでに4回連続してこの大会を成功裏に開催してきました。本大会は、「会議・ビジネス・展示・応用」という4つのセクションを設け、会議・フォーラム、ビジネス転化、多様的展示、応用体験という4つの側面から一連のイベントを企画しています。開幕式およびメインフォーラムが1つあるほか、8つのテーマフォーラム、6回の非公開会議、17の特色ある分科会と8つのサブ会場が設置されています。メインフォーラムは全国一体化データ市場の構築に焦点を当て、テーマフォーラムおよび分科会・サブ会場は「乗数による基盤構築(デジタルインフラの整備)・データの集約によるエコシステムの構築・数鏈全球(デジタル化によるグローバルサプライチェーンの連携)・数知未来(デジタル化とインテリジェント化による未来創出)」という大きな4つの方向に焦点を当てます。多層的な会議を通じて包括的なデジタルコマースの交流のプラットフォームを構築します。さらに、「デジタルコマースのIR説明会」「ビジネスマッチング」「成果マッチング」などのプラットフォームも創設し、デジタルエコノミー分野での協力を、より広い分野、より深いレベルへと拡大していきます。応用体験の面では、「全市民デジタル共感計画」を打ち出し、同大会のIPアンバサダーとして「数小鏈(デジタルで繋がる寓意)」を発表します。また、青少年を対象とした公開授業、参加企業向けの「デジタルコマース夜話」、さらに一般市民のためのデジタル体験カーニバルなど、さまざまな体験イベントが行われます。それにより、全ての参加者がデジタルが生活に新たな可能性をもたらす魅力を肌で感じられるようにします。

大会期間中、中国国家データ局、中央インターネット情報弁公室、上海市人民政府など21機関が共同で、2025年「データ要素×」コンテスト全国大会の授賞式を開催します。大会では、受賞チームや優秀プロジェクトが資本・政策・産業との踏み込んだマッチングを促すことによって、イノベーション成果の実装を加速させ、新たな質の生産力の育成を進めます。また、大会では、研究報告、業界標準、技術成果など、約70件もの権威のある情報を発表し、データ要素の市場化配置の改革に焦点を当てます。さらに、グローバル技術エリート、トップクラスの学者など40名以上の大物ゲストを招き、グローバルなデータ要素戦略とガバナンスのアプローチについて共に議論します。

さらに、大会では、上海市におけるデジタル分野の成果も発表されます。ブロックチェーン・プライバシー計算・人工知能(AI)・信頼できるデータ流通といったコア技術を主軸に、200社以上のデジタルコマース企業が最前線の応用成果と実装事例を紹介します。また、今回の大会では初めて「主賓機関メカニズム」を設け、重慶デジタルリソースグループを主賓機関として招き、データ要素の地域横断、分野横断の深い融合と革新的な応用を共同で推進します。そして、全国データグループ連盟のメンバー機関の協同効果をいっそう強化することを目指しています。

出典:新民晩報、上観新聞