ジェトロ、日本企業の中国市場開拓を支援 輸入博に148社出展
jp.news.cn|
2025-11-09
ジェトロのブース(写真・中国日報網)
中国上海市で5日、第8回中国国際輸入博覧会が開幕した。日本貿易振興機構(ジェトロ)は日本企業148社の出展を取りまとめ、趣向を凝らした「JAPAN MALL(ジャパンモール)」ブースを設置。270品目以上の日本産酒類や食品、独自の食や花などの文化を紹介し、日本企業の中国市場開拓を多角的に支援している。
今回の大規模な出展は、日本企業が中国市場を重視し、自信を持って臨んでいることを示す。ジェトロによると、2025年1~8月の日本の農林水産物・食品の対中輸出額は1166億円で、前年同期比10%増の堅調な回復を遂げた。中国は、清酒や焼酎・泡盛、清涼飲料水で、日本からの最大の輸出先となっており、多様な品目で重要な市場となっている。
輸入博は過去7回で累計5千億ドル(1ドル=約154円)超の取引合意額を記録し、海外から延べ2万3千社が出展。今年は企業展がさらに拡大され、展示面積、出展企業数ともに過去最多を更新した。
ジェトロによる今回の148社の出展は、中国市場で進む消費の高度化に対応し、日本の「品質」と「文化」を両輪に、酒類を切り口として対中貿易と協力の新たな展開を目指すものとなっている。
出典:新華網日本語