上海、第1~3四半期の外国人観光客数が632万人を突破
上海市文化・観光局の最新データによると、今年の第1~3四半期に上海を訪れた外国人観光客は延べ632万6000人に達し、2024年同期比171万3000人増え、37.14%の大幅な伸びを示しました。うち、宿泊客数は588万2000人に達し、前年同期比44.67%増加しました。2つの主要指標はいずれも2024年同期レベルを大幅に上回り、上海が「中国インバウンド観光のファーストストップ」としての魅力を浮き彫りにしています。
今年の国慶節連休の前夜、国内外の観光客が外灘を散策している様子(撮影・李宝花/解放日報)
第1~3四半期に上海を訪れた外国人観光客の国別を見ると、韓国人観光客の人数と伸び率は主要な観光客供給国の中で首位を維持しています。9月末時点で、上海を訪れた韓国人観光客は延べ61万9800人に達し、前年同期比121.09%増加しました。
韓国に続き、日本とアメリカはそれぞれ45万人以上と38万人以上の来訪客数で、訪中外国人観光客の国別で第2位と第3位を占めました。伸び率では、韓国人観光客がトップで、タイとインドネシアからの観光客数はそれぞれ前年同期比106.46%、61.38%と大幅に増加し、伸び率ランキングで第2位と第3位となり、東南アジア市場における目覚ましい成長ポイントとなっています。
第1~3四半期に上海を訪れた中国から遠い国の観光客の伸び率トップ10の国では、イタリア、ロシア、オーストラリア、ニュージーランドがトップ4位を占めました。累計旅客数では、アメリカ、カナダ、ロシア、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアなどの欧米諸国からの観光客数はいずれも10万人を突破し、遠隔地市場の中核を形成しました。
2024年、上海は延べ670万6000人の外国人観光客を受け入れました。一方、今年の上海外国人観光客数は第3四半期までの累計で、すでに前年全体の94.3%に達しました。
このような目覚ましい成果は、ビザ免除政策の継続的な推進による政策恩恵(最近実施されているロシア向けのビザ免除措置や中国がこれまでに複数の国に対して実施してきたビザ免除政策により、訪中が円滑に進めていること)と、多数の国際的な展示会や大規模イベントの集中的な開催という強力な後押しによるものです。北外灘国際海運フォーラム、エクストリーム・スポーツ国際フェスティバル(FISE)上海大会、FHC上海国際食品見本市など一連のハイレベルなイベントは、上海の国際的な知名度を高めただけでなく、多くのビジネス観光客や出展者がついでに上海観光を楽しむきっかけにもなりました。
第4四半期を見据えると、上海では中国国際輸入博覧会、上海国際芸術祭など一連の重要な国際イベントが開催される予定で、これらのイベントはインバウンド観光市場の活性化をさらに推進することが見込まれます。業界関係者は、現在の成長の勢いと今後のイベントの後押しにより、上海の年間外国人観光客数が800万人を突破することはもはや確実だと予測しています。上海はより開放で多様な姿勢で、世界中からの観光客を受け入れ、「中国インバウンド観光のファーストストップ」としての輝かしい物語を綴り続けています。
出典:上観新聞