マリンテックチャイナ2025、12月に上海で開催

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-09-26

「世界の海事産業の風向計」と称されるマリンテックチャイナ2025(MarintecChina2025)は、2025年12月2日から5日まで上海新国際博覧センターで開催されます。今回の展示会のテーマは「革新と協力により、海事産業の持続可能な発展を共に促進」であり、国際海事産業のために全方位かつ多層的な交流と協力の架け橋・プラットフォームを構築すると同時に、国際海事産業における将来の発展の方向性を示します。

マリンテックチャイナは改革開放の初期に創設され、奇数年の年末に上海で開催され、これまでに21回を成功裏に開催しました。40年以上の発展を経て、マリンテックチャイナは世界で最も規模が大きく影響力のある海事展の一つとなっています。特にマリンテックチャイナ2023は大成功を収め、同展の規模が2回連続で世界一となり、マリンテックチャイナ2025の成功に強固な基盤を築きました。

2025年3月時点で、出展ブースはすべて完売し、6月までに200社以上の候補企業が登録されました。今回の展示会の総展示面積は11万平方メートルに達する見込みで、世界から2200社以上が出展します。そのうち、16カ国・海外地域からの出展団体が含まれます。

N1~N4ホールは海外展示エリアであり、デンマーク、ノルウェー、日本、オランダ、韓国、スウェーデン、スイス、ドイツ、シンガポール、オーストリア、フィンランド、アメリカ、イギリス、キプロス、および中国香港がこのエリアで出展します。ドイツは依然として最大の海外出展団体であり、キプロスは新規参加の出展団体です。多くの国際的なリーディングカンパニーの出展が確認されています。韓国のHD現代、日本の三菱重工、川崎重工、イタリアのフィンカンティエリ、ノルウェーのウルシュタインなどの船舶設計・製造会社、エバレンス(Everllence)、バルチラ、ロールス・ロイス、ABB、カミンズなどの動力システムメーカー、アクセラロン、Huisman(ハウスマン)、コングスベルグ・グループ、マッグレガー、シーメンス、シュナイダーなどの関連設備メーカー、およびABS、DNVなどすべての国際的な主要船級協会が含まれます。

業界のグリーン化とスマート化へのモデル転換に応えるため、今回の展示会は「クルーズ船内装特別展示エリア」を継続して設置するとともに、「未来エネルギー特別展示エリア」を新設します。

クルーズ船内装展示エリアはN3ホールに位置し、オープンフォーラムエリアも設けられています。未来エネルギー展示エリアはN4ホールとW1ホールにまたがり、世界の海事分野における新エネルギー企業と技術を集中的に展示します。N4ホールには特別交流エリアを設け、円卓会議形式で数多くのシンポジウムを開催し、エネルギー転換の最先端イノベーションと実施経路について深く議論します。

特筆すべきは、マリンテックチャイナはグリーン・持続可能な発展理念を積極的に取り入れ、出展ブースの建設材料の削減、再生可能資源の利用促進、紙媒体のデジタル化などの措置を通じて、環境への影響を実質的に減らすことです。

出典:上観新聞