上海税関、外国人旅行者向け税還付「スピードアップ対策」を導入
2025年上半期、上海市の対外貿易輸出入額は前年同期比2.4%増の2兆1500億元に達し、5ヶ月連続で増加傾向を維持しています。6月の輸出入額は同5.4%増の3678億4000万元となり、安定の中で成長しています。
上海税関は2015年7月1日より、出国口岸(通関地)で税還付商品の検査業務を開始し、検査量は長年にわたり全国首位を維持し、全国の検査量の約半分を占めています。昨年以来、各レベル政府の一連の支援措置の促進効果により、外国人旅行者向け税還付の業務量は持続的に増加しています。2025年上半期、上海税関は6万4000件の外国人旅行者向けの税還付申請書を処理し、前年同期比143.1%の大幅な増加を記録し、昨年通年の総件数とほぼ同水準となっています。
出国時税還付税関検査場で税還付手続きを行っている外国人旅行者。(写真提供・IC)
旅行者の税還付手続きをより便利にするため、上海税関は最近、3つの税還付「スピードアップ対策」を導入しました。
1つ目は「セルフ検査」モードで、外国人旅行者はセルフサービス検査機を利用して税関に書類をアップロードでき、税関は「オンライン検査+現場視察」の方式で商品確認を実施し、検査効率を3倍向上させることができ、特に外国人旅行団の集中処理に適しています。
2つ目は「即時検査」モードで、外国人旅行者は出国待合エリア内の税還付対応店舗で商品を購入した後、税関の「即時検査」機器で直接に検査を完了し、最寄りの銀行の税還付カウンターで直接還付金を受け取ることができます。
3つ目は「梱包スキャン」モードで、「上海の夏」開催期間中、市内の税還付対応店舗で税還付商品の梱包作業を開始し、税関は税還付申請書のQRコードをスキャンして迅速に検査を行うことで、検査時間を数秒間に短縮させ、外国人旅行者の出国手続きの円滑化を図っています。
出典:上観新聞