上海美術映画製作所の短編アニメ集『中国奇譚』が日本で期間限定上映
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2025-06-17
7月4日より、中国の短編アニメ集『中国奇譚』に収録されている4本のアニメ、『ワンと神様はバスに乗って行った』『妖怪くんの夏』『売店』『リンリン』が日本で正式に上映されます。東京・大阪・横浜・名古屋・福岡の5大都市にて、1週間限定で上映される予定です。
『中国奇譚』は、上海美術映画製作所(上海美術電影製片廠)とビリビリ動画が共同制作したもので、中国独自の「妖怪」物語を主軸にした中国ファンタジー短編アニメ集で、全8本の個性豊かな短編からなっています。上海美術映画製作所の美術の伝統を受け継ぎつつ、現代的なアニメーション手法を融合させており、従来の2Dアニメーション・切り絵・ストップモーションアニメに加えて、CGや3Dで制作した映像を2D風に表現する現代技術も用いられています。また、スケッチと中国の水墨画の質感を融合させた革新的な試みにも挑戦しており、中国の美学に対する多角的な解釈が示されています。
本作の配信が開始されると、公式プラットフォームでの総再生数はすでに34億回を突破し、中国国内で社会現象的なブームを巻き起こしました。なお、今回、この中国国産アニメ作品にとって、シリーズ短編の形で海外の大スクリーンに登場する初の機会となります。現在、日本版ポスター、予告編、スチール写真なども公開されています。
出典:中国映画報道