端午節の連休期間中、上海の観光客数が延べ648.08万人
上海観光ビッグデータモニタリングによると、2025年の端午節連休期間中に、上海市の観光客受入数は延べ648万800人で、域内における飲食・宿泊・交通・観光・ショッピング・娯楽・見学を含む観光取引総額は124億7700万元で、前年同期比で3.30%増加しました。上海市のホテル・旅館の平均客室稼働率が前年同期比1ポイント増の59%となりました。上海市の主要観光スポットでは延べ227万人の観光客を受け入れました。端午節連休の3日間、上海市では447回の公演が開催され、前年同期比5.82%増となり、延べ37万9000人の観客を受け入れ、興行収入が前年同期比156.27%増の約1億300万元に達しました。
連休期間中、市・区両級の文化観光部門は、上海の文化観光の都市型総合性と国際性という特徴を最大限に活かし、文化・観光・商業・スポーツ・展示会の連動によるシーン構築・資源統合・消費活性化などでの新たな試みを推進し、充実した多様な休日向け観光商品を打ち出しました。
一つ目は、民俗文化をPRする様々な無形文化遺産体験イベントを展開したことです。上海市内の主要な古鎮や農村では、水域資源を活用して多くのドラゴンボートレースを開催しました。

羅店ドラゴンボート文化祭(写真提供・WeChat公式アカウント「上海発布」、以下同)
羅店鎮の美蘭湖では羅店ドラゴンボート文化祭が開催され、東方緑舟ではドラゴンボートレースに合わせて龍舞、獅子舞、凧龍舞を実施し、浦江郊野公園のミラクルガーデンでは端午節園遊会や中国風NPCパレードなどが行われました。

浦江郊野公園のミラクルガーデンの「端午節園遊会」
二つ目は、キッズフレンドリーな親子観光イベントを展開したことです。今回の端午節連休は「6月1日」国際子供の日と重なり、各種親子向け観光アクティビティが休日の市場における童心あふれる楽しさを鮮明に映し出しました。

上海ハッピーバレー『オズの魔法使い・不思議の国の冒険』
上海ディズニーランドは「スチューデントマンス」をスタートし、上海ハッピーバレーでは中国初のスチームパンク風パレード人形劇『オズの魔法使い・不思議の国の冒険』を上演し、上海東方明珠タワーでは「巨大ペッパピッグの初登場」ポップアップイベントを開催し、上海野生動物園では子ども無料招待キャンペーンを実施しました。
三つ目は、観客から高い評価を得た複数の展覧会・公演イベントを開催したことです。連休期間中、博物館見学や美術展鑑賞、コンサート参加は、依然として市民や観光客に人気のある文化的な休日の過ごし方となっています。

上海自然博物館「竜吟九州・中国恐竜大展」

上海当代芸術博物館「イオ・ミン・ペイ:人生は建築の如し」

上海文化広場「ライフ・オブ・パイ」

上海西岸大劇院「上海美術映画製作所中国風アニメーションコンサート」
四つ目は、文化・観光・商業・スポーツ・展示会の連動による新たな複合型イベントを開催したことです。連休期間中、第4回「半馬蘇河」スポーツライフフェスティバルが正式的に開幕し、「スポーツ+消費」という革新的なモデルで初夏の活力を呼び起こしました。上海影視楽園では「夢の黄河路、記憶が花のように咲く」をテーマにした端午節没入型園遊会が開催され、映画・ドラマ・観光・商業・文化などの分野を結びつけ、異分野連携を推進しました。

第4回「半馬蘇河」スポーツライフフェスティバル
出典:WeChat公式アカウント「上海発布」、上海市文化観光局