上海クルーズ産業が「航路ノード港」建設を展開 国際観光客に「クルーズ船+飛行機」の新たな体験を提供
上海呉淞口国際クルーズ港はこのほど、中国初寄港となるクルーズ船の「アイーダ・ステラ」(AIDA stella)を迎えました。他の寄港クルーズ船とは異なり、ドイツ、オーストリア、ポーランドなどの国から約2200人の外国人旅客のほとんどは入国した後、同クルーズ船に搭乗して上海を離れるのではなく、自由にインバウンド観光を始めます。計画によると、3日後、このクルーズ船は出港前に、中国旅行を終えた2200人余りの新たな外国人旅客を乗せて中国を離れます。
「航路ノード港」の建設とは、大型クルーズ船のインバウンド旅客を地元観光市場に誘致すると同時に、地元観光を終えた外国旅客を次の旅程に送り出すことで、寄港クルーズ船の集客機能とクルーズ船母港埠頭の強力なサービス機能を並行して融合させ、国際クルーズ船の旅客に「クルーズ船+飛行機」の新たな観光モデルを提供することです。
海岸線国際旅行社の宗媛媛責任者は、「これらの旅行者の多くは初めて中国を訪れた方なので、私たちは彼らに多彩な観光ルートを提供しています。上海では、豫園、外灘、東方明珠などのランドマーク的な観光スポットを案内し、リニアモーターカーや金茂大厦(ジンマオタワー)の展望台を体験することができるだけでなく、江蘇省、浙江省、上海市の古鎮や水郷の旅も楽しめます」と述べました。
「アイーダ・ステラ」の出入国旅客の円滑な通関を確保するため、宝山税関は外国人の乗り継ぎや、複数回のインバウンド観光などの通関の特性に応じて、通関プランを「カスタマイズ」し、初めて3本の専用ファストトラックを設置し、寄港期間中には24時間体制で寄港旅客のスムーズな通関をサポートしています。
また、外国人旅客のビザなし入国における優れた体験と利便性を向上させるため、宝山税関は旅客検査・通関、健康申告、出国税還付などの業務において多国語対応可能な職員を配置し、駐在銀行と協力して出国税還付サービスを最適化しています。
出典:上観新聞(Shanghai Observer)