上海を訪れる外国人観光客 2024年国別トップ1は日本

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-01-21

最近、国際便の再開とトランジットビザ免除措置の打ち出しに伴い、ますます多くの外国人観光客が上海を訪れています。統計データによると、2024年に上海を訪れる外国人観光客は600万人を超えました。

1月16日午後の上海市第16期人民代表大会第3回会議の専門審議で、市人大代表、上海春秋国際旅行社(集団)有限公司の理事、副総経理の周衛紅氏は、2024年1-11月に上海を訪れる外国人観光客の総人数については、国別トップ10は日本、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、韓国、アメリカ、カナダ、イギリス、フランスだと述べました。

「しかし、インバウンド観光客の個性化、多様化、国際化のニーズはまだ十分に満たされていません」と周衛紅氏は述べました。2024年の11月まで、上海の星つきホテルの平均客室稼働率は7割未満で、平均宿泊料金は前年同期比で大きく伸びておらず、繁栄した文化演芸と展覧会市場がホテル業界とビジネス消費に与えるけん引の役割は、さらなる強化が待たれると指摘しました。

文化観光産業はすでに深い融合の段階に入っており、上海の赤色文化(革命ゆかりの文化)、海派文化(上海流文化)、江南文化は、中国国内と国際の観光客に展示し、推薦する価値がありますがが、推進の過程でもいくつかの問題が現れました。特に、最も上海を訪れる外国人への言語サービス能力は未だに足りていません。また、上海で開催される重要な国際的な公演をインバウンド観光商品のデザインとプロモションへと組み込む積極性も不足だと周衛紅氏は述べました。

周衛紅氏は、上海が他の国際的な文化組織のやり方を参考にして、様々な「チケット+」の組み合わせ商品を発売するのがいいだろうと提案しました。例えば、観客のより多様なニーズを満たせるように、駐車、飲食、宿泊、周辺のお土産や他の公演のチケットなどの選択肢を追加し、観客はチケットを予約する時に、直ちに自由に組み合わせることもできますし、または、後でSMS通知で二次予約かサービスの購入を行うこともできます。

周衛紅氏はまた、相談と予約の協力プラットフォームを構築し、上海の定期的または臨時的な文化公演、スポーツイベントなどの関連情報を集めることを提案しました。これにより、旅行会社の商品組み合わせのニーズに応えるだけでなく、ある程度で上海に到着する前に情報を入手し、関連商品を購入するという国際観光客のニーズも満たすことができます。同時に、外国語対応サービス能力を向上させ、一部の会場で多言語の文字案内を提供し、トレーニングと試験に合格したガイドが外国語の案内を行うことを許可することで国際観光客が上海の様々な文化を深く正確に理解できるようにします。

出典:上観新聞(Shanghai Observer)