中国東方航空 2025年「春運」に12万4000便運航予定、前年同期比4.18%増

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-01-20

2025年の春運(春節<旧正月、2025年は1月29日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が始まりました。中国民用航空局の予測によると、今年の春運は最盛期の市場傾向を続け、帰省客、労働者、学生、旅行者の流れが重なり、旅客輸送量は9000万人を突破する見込みで、過去最高を更新する可能性があります。

中国東方航空は旅客機804機(国産大型旅客機C919を10機含む)を投入する予定で、前年同期比(以下同じ)4.18%増の12万4000便を運航し、座席数が2100万以に達し、4.76%増加します。中国東方航空は2025年の春運のフライトプランを最適化・調整し、春運期間中に延べ9000便以上を増便し、そのうち、国際・地域間のフライト数は2019年の103.8%に回復する見込みです。

中国大陸部については、中国東方航空は帰省用の航路と人気旅行航路への輸送力、特に上海、北京、広州、成都などのハブ空港から2・3線都市への輸送力を強化します。例えば、上海—長白山、上海—大慶、上海—佳木斯(ジャムス)、西双版納(シーサンパンナ)などの路線を新規就航し、時刻表を重点的に最適化し、フライト密度を増やします。

国際・地域間の航路についは、中国のトランジットビザ免除措置の恩恵と春節休暇中の入国・出国帰省、留学、旅行の流れが重なる影響を受け、中国東方航空の春運期間中の国内の一線都市とオーストラリア、日本、韓国などの間の往復便のチケット予約率が急速に上がっています。春運の人気のある入国・出国市場に対して、中国東方航空は最近上海浦東—花巻、上海—マルセイユ—カサブランカの路線を新規就航し、沖縄、富山、シドニー、マレ、ペナン、宿務などの国際空港へのフライトを増便しました。

2025年の春運期間中、第9回アジア冬季競技大会はハルビンで開催されます。これを受けて、「氷雪旅行」が今年の春運旅客に人気を集めています。中国東方航空の中国の東北地方に向かうフライトと北海道などへのフライトは最近予約ブームを迎えています。また、ハルビンと昆明、蘭州、烏魯木斉(ウルムチ)、深セン、杭州などの国内往復路線と、ハルビンと東京、ソウルなどの国際往復路線が新たに就航し、ハルビンで合計1200便以上増便されました。

旅客サービス面では、中国東方航空は当番スタッフの増加、自動チェックイン機、荷物の預け入れセルフサービズなどのスマートな設備の応用を通し、旅客のチェックイン手続きの時間をさらに短縮します。中国東方航空の「愛心サービスカウンター」も「荷物の預け入れ」「荷物ラベルの印刷」「車椅子の予約」などのサービズから着手し、春運期間中の特殊な旅客の搭乗サービスを重点的に行い、専用のカウンターとスタッフを配置します。付き添いのない子供、高齢者などの旅客のチェックインと搭乗手続きを手伝います。また、ペット、酒類、楽器、スポーツ器具などの高価な荷物に対して、中国東方航空も安心サービスを引き続き行います。

さらに、春運期間中、乗継客の数も最高記録を更新する見込みです。中国東方航空は重要な乗り継ぎ場所でグランドスタッフによる案内・誘導(ゲート業務)を強化し、情報の提供を着実に行うなどの方法で、旅客がスムーズに乗り換えるように手伝います。上海の虹橋空港と浦東空港の間の乗継客に対して、中国東方航空は上海市空港線を利用して、「空港通」サービスを打ち出しました。乗継客は中国東方航空の「空港通」サービスカウンターに行って、後続のフライトのチェックインと荷物の預け入れ手続きを直接に行うことができ、中国東方航空が上海市空港線の切符を無料で提供します。鉄道と航空の複合輸送(中国語は「空鉄聯運」)では、乗継客が楽に乗り継ぎを実現できるように、鉄道の虹橋駅にある中国東方航空の「空鉄聯運」乗り継ぎサービスセンターは春運期間中に荷物の預け入れサービスを提供します。

出典:中国航空新聞網(China Aviation News)