上海空港2024年の旅客輸送量は過去最高の1億2400万人に、航空輸送市場回復が加速

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-01-07

2024年12月31日23時57分50秒、香港航空のHX234便が浦東空港に着陸し、これで上海空港は2024年の輸送保障任務を無事に完了しました。

上海空港集団(浦東と虹橋の2大国際空港を経営・管理)の統計データによると、2024年には、上海空港の年間出発・到着便数は前年同期比15%増の80.3万便、貨物取扱量は11%増の420.6万トンに達しました。年間の旅客輸送数は前年同期比29%増の1億2400万人以上で、史上最高を更新しました。

2024年、上海の航空輸送市場は加速回復期に入りました。上海空港は航空会社と協力して、ウェイポイントを10カ所新設し、19の路線で増便し、8の路線を再開しました。その中で、イタリアのヴェネツィア、フランスのマルセイユ、バーレーンのマナマ、ロシアのカザンは中国全土で初めて就航した路線で、ハブネットワークは世界の48カ国の291の都市をカバーしています。上海空港集団は航空会社や共同検査部門(出入国検査所と税関)と緊密に協力して、浦東空港の年間乗り継ぎ率を過去最高の15.7%まで引き上げました。

上海空港は「上海国際航空ハブ戦略」の研究と作成を主導して展開しました。浦東空港、虹橋空港、南通新空港の発展を統一し、上海の複数空港システムの機能配置を科学的に計画しました。ロジスティクス・ハブの機能を持続的に強化し、上海両空港の旅客・貨物便の資源の連携を通して中継輸送業務の実施を実現しました。また、長江デルタの「遠距離貨物直通ステーション」という物流モードを打ち出し、越境ECの敏感貨物に対して利便化された集荷・輸送を実施しました。その結果、年間の越境ECの貨物輸送量が史上最高を記録しました。

上海空港はインフラ整備を加速し、浦東空港の四期拡張プロジェクトを着実に推進しています。これを基礎として、安全運営とサービスレベルの向上に力を入れています。ガバナンスの知能化を深め、「空港の脳」と人工知能実験室を創設し、人工知能など新たな質の生産力手段を活用して空港の安全管理能力、運行効率、旅客の移動体験を向上させ、スマート空港運営の模範を打ち立てます。また、外国人向けのワンストップ総合サービスセンターを設立し、上海の高水準な対外開放を後押ししています。

上海空港は世界一流の人文的イメージ作りに力を入れています。上海空港のターミナルビルの文化空間を体系的に計画し、赤色文化(革命ゆかりの文化)、海派文化(上海流文化)、江南文化を発揚し、上海空港を中華文化を展示する重要な窓口として建設しました。2024年、上海空港は「チャイナヤング・China Young」という上海空港の人文ブランドを発表し、上海空港初のブランドデー・コーヒー文化祭を開催し、「文化+商業+サービス」シリーズイベントを企画し、人文的な雰囲気がより濃く、サービスの質がよりよい旅行体験を旅客に提供しました。

出典:上観新聞(Shanghai Observer)、澎湃新聞(The Paper)