2025浦江イノベーションフォーラムが開催、45カ国・地域のゲストが参加 上海

2025浦江イノベーションフォーラム開幕式の様子(写真提供・主催者)
9月20日から22日まで、「イノベーションの共有、未来の共創:開放的・協力的なグローバル科学技術共同体の構築」をテーマとした2025浦江イノベーションフォーラムが上海で開催されました。
同フォーラムの規模と参加者数は過去最大となり、アメリカ、ドイツ、スイス、イギリス、フランス、オランダ、デンマーク、日本、シンガポール、スペイン、オーストラリア、および香港・澳門(マカオ)・台湾地区を含む45カ国・地域から300以上の機関の550人以上のゲストが参加しました。
フォーラムでは、メインゲスト国のベラルーシと中国が共催する「中国・ベラルーシ科学技術イノベーション年」シリーズイベントが焦点となり、協力プロジェクトの調印式、協同設立機関の開所式などの重要なセレモニーが行われ、両国の科学技術協力に新たな活力を注入しました。メインゲスト省の遼寧省もフォーラムに全面的に参加し、科学技術イノベーションの成果を展示するとともに、科学技術による産業高度化と地域イノベーション協力の実践経験を共有し、地域の協調的発展に参考を提供しました。
フォーラムでは、政府主管当局、科学者、企業家、投資・インキュベーション機関、金融機関などの代表者が一堂に会し、中国の科学技術強国戦略に向けて積極的に提言を行いました。同時に、30回以上の最先端分野別の特別フォーラムと非公開会議が企画され、国際的に権威のある科学賞受賞者などの大物ゲストが招待され、新たな科学技術革命と産業変革のトレンドに焦点を絞り、基礎研究と未来産業の発展方向について共同で議論し、科学技術イノベーションに先見性のある考えを提供しました。
同フォーラムのInnoMatch技術移転大会では、世界中に1万件の技術的ニーズを公開し、企業の投資額は200億元を超えました。同時に、2000件の求人を発表し、80以上の最先端分野の初公開製品と体験シーンを展示し、120社以上の業界の主要企業がオンライン・オフラインで参加し、技術・人材・資本の効果的なマッチングを促進しました。一方、WeStartベンチャーキャピタル大会では、「会議・コンテスト・展示会」といった多様な形式を通じて、起業・イノベーションの活力を喚起しました。世界の四大先端分野から1487チームが応募し、そのうち海外プロジェクトは71件で、厳選された優良なプロジェクト100件が大会でピッチを行いました。会場には100以上のベンチャーキャピタル機関や主要銀行・保険会社などの金融機関が集まり、起業プロジェクトに資金支援と専門的な指導を提供しました。
浦江イノベーションフォーラムは2008年に創設されて以来、18回連続で開催されてきました。同フォーラムは、イノベーション思想の啓発、イノベーション理念の普及、イノベーション精神の喚起を使命とし、国際的視野、国家の需要、科学技術の最先端に立脚し、国際性を強化し、専門性に焦点を当て、若者のイノベーションに注目し、国際科学技術協力・交流の重要な窓口、国家の重要な科学技術イノベーション実践のプラットフォーム、世界中の科学者や起業家が集う交流プラットフォームの構築に努めています。
出典:澎湃新聞