2023浦江イノベーションフォーラムが開幕、世界起業投資会議も初開催へ
科学技術部と上海市政府が共催する「2023浦江イノベーションフォーラム」が9月9 日から11日まで上海で開催される。今年のテーマは「開放的なイノベーションエコロジー:イノベーションとグローバルリンク」。今回のフォーラムの主賓国はブラジルで、主賓省は湖北省であり、開幕式と全体会議、2回のテーマフォーラム、9回の特別フォーラム、2回のマッチング展示(第1回世界起業投資会議、第4回世界技術移転会議)、「中国-ブラジルの夜」などのイベントが開催される予定。
2023浦江イノベーションフォーラムはオフライン開催に回復する。中国、ブラジル、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなど世界32カ国と地域の国際機関、トップクラスの大学、科学研究機関、産業界の専門家や学者300人余りがこの国際的イノベーション盛会に参加する。開会式は9月10日午前、浦東新区の東郊ホテルで行われる。
今年のフォーラム全体大会は国内外の科学者を招待し、国際技術の開放的協力、開放的イノベーションエコロジーの建設に焦点を当て、「ITER(イーター)」、Human Phenome Project、大型飛行機のグローバルイノベーション協力などの最新の進展と成果を共有する。
フォーラムの期間中、科学技術部は2つのテーマフォーラムを開催する。一つは「イノベーションシステムと科学技術評価」をテーマにした政策フォーラムで、中国の科学技術評価システムのモデル転換の加速、ハイレベルの科学技術の自立・自強の実現への助力に立脚し、新たな情勢下における科学技術評価の内包をどのように理解するかについて話し合う。もう一つは「地域イノベーション発展」をテーマにしたフォーラムで、地域の科学技術イノベーションとモデル転換をどのように推進するかを重点的に検討し、新たな原動力と優位性を形成する中で地域イノベーションの重要な役割をさらに発揮する。
今回のフォーラムでは特別成果発表会を引き続き設けている。中国科学技術情報研究所、上海市科学研究所、グリーンテクノロジーバンク、Elsevierなどの国内外のシンクタンクや権威ある学術研究機関と連携し、一連の重要な研究成果を発表する。
2012年から、浦江イノベーションフォーラム創新創業サブフォーラムは11回成功裏に開催され、世界から10万人以上のギーク(技術オタク)、創客(革新的起業家)が参加した。今年、創新創業サブフォーラムはグローバル起業投資会議(WeStart)に格上げされ、初開催を迎える。
世界技術移転会議は国内初の「イノベーションの需要」を指針とした科学技術型展示会である。科学技術部の強力なサポートのもとで、すでに3回開催された世界技術移転会議は、計13000件余りの中国のイノベーション需要を発表し、968件の中小企業のイノベーション製品やハイテク技術の成果転化プロジェクト、694件の国内外の転化待ち成果や大学の優秀な成果を展示した。1283社余りの企業が500億以上の投入需要金額を発表し、計5842件のソリューションを受け、50億近くの意向取引額が達成され、グローバル需給マッチングプラットフォームを通じ、50%の需給マッチング率を達成した。
今年の会議では「イノベーション需要、人材需要、資本需要」という3つのイノベーション要素に焦点を当てる。「人材サポート」では、会議の開会式で全国イノベーション人材雇用需要発表式が行われ、同会議のオンラインのブランド館と結びつけ、2万余りのハイレベル人材の雇用需要を発表し、その中の1573はドクター向けの雇用需要で、全国約20の地域、80余りの専攻に及んでいる。オフラインで「人材智匯館」を設置し、求人を出す企業及びヘッドハンティングの代表を招待し、現場でマッチングをしてもらう。このほか、全国の最新の企業技術イノベーションニーズ約3000を発表し、企業奨励金が250億元を超える。