社会保険について知っておくべきこと
医療保険に加入するのは、中国で生活し働く外国人にとって極めて重要なことです。ここでは、中国の保険に加入する前に知っておくべき重要なことをご紹介します。
中国の社会保険に加入することができますか?
中国教育部によると、外国人留学生は入学時に相応の医療保険に加入する必要があります。また、大学も留学生のために団体保険を購入します。中国で働く外国人は、雇用主が提供する社会保障(年金、医療保険、労災保険、失業保険、出産保険など)によって保障されます。定職に就いていない場合は、医療ニーズに合わせて個人保険に加入することができます。
自分に合う保険商品はありますか?
一般的に、中国に旅行、留学、居住、就労する外国人は、商業保険に加入する点では中国人と変わりません。しかし、個人のニーズに応じて、傷害保険や重大疾病保険、貯蓄・投資保険など、市販の様々な種類の保険に加入することができます。
中国でどのような商業保険に加入できますか?
保険会社の条件を満たしていれば、外国の方はどのような保険にも加入できます。具体的に、居住許可証を持っている方には、小額短期保険のほうが良いでしょう。永住権をお持ちの方、不動産をお持ちの方、中国籍の方とご結婚されている方は、長期の保険に加入するのはお勧めです。なお、ほとんどの保険会社は中国大陸以外では保険責任を負いませんので、ご注意ください。
保険はいつから保障されますか?
一部の健康保険プランには、待機期間が設けられているため、特定のサービスに対する保障は、加入してから一定の期間が経過した後に開始されます。そのため、ご不便をおかけしないように、保険会社に責任開始日を確認する必要があります。
受診予定の病院は保険が使えますか?
特定の病院やクリニックで治療を受けたい場合は、加入しようとしている保険会社の保険を向こうが受けているかどうかを確認してください。また、加入しようとしている健康保険プランが、治療、予防接種、漢方薬などご希望の医療サービスをカバーしているかどうかを確認する必要もあります。
同伴家族は基本医療保険に加入できますか?
B類の外国人就業証の無職配偶者及びその18歳未満または高校在学中の子供は、上海住民の基本医療保険に加入し、関連の待遇を享受することができます。
上海にいる外国人が社会保険に加入する時に必要な書類は以下の通りです。
1.雇用文書。労働契約または雇用契約。
2.他の書類として、外国人永久居留証、外国人就業証、或いは上海の居留許可証(B類)のいずれかとパスポート(外国人永久居留証をお持ちの方は不要)が必要です。
中国と二国間または多国間の社会保障協定を締結している国(ドイツ、韓国、デンマーク、カナダ、フィンランド、スイス、オランダ、スペイン、ルクセンブルク、日本、セルビア)の国民で、中国で就労している外国人は、協定に従って社会保険に加入します。
情報提供:Chinadaily