上海国際映画祭、FIAPFの新認定制度で「A フェスティバル」に選出

japanese.shanghai.gov.cn| 2026-03-20

上海国際映画祭はこのほど、国際映画製作者連盟(FIAPF)によって、国際的影響力の最も高い「A フェスティバル」に認定されました。これは、FIAPFが認定制度刷新後に初めて公表した「A フェスティバル」リストです。この2年間の総合的な実績と高まる国際的影響力が評価され、上海国際映画祭は、引き続き「A フェスティバル」に認定された中国唯一の映画祭としての地位を維持してきました。なお、同リストには上海国際映画祭のほか、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭など、計17の名門映画祭が名を連ねています。

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上海国際映画祭、FIAPFの新認定制度で「A フェスティバル」に選出。(画像提供・上海国際映画祭公式サイト)

FIAPFは、世界31カ国・38の映画製作者団体で構成され、世界各国の映画製作者の権利を代表する国際組織です。世界の映画祭を統括する組織として、国際映画祭の認定や支援を行い、映画祭の専門性向上と映画産業の持続可能な発展の推進に取り組んでいます。

今回の制度刷新は、FIAPFが2007年以来実施してきた映画祭認定プログラムにおける最大規模の改革とされます。新たな認定制度は、従来の「コンペティティブ長編映画祭」「コンペティティブ・スペシャライズド長編映画祭」「非コンペティティブ長編映画祭」「ドキュメンタリーおよび短編映画祭」の4つの分類から脱却し、より未来志向で影響力を重視する認定方法を導入しました。FIAPFは今回の刷新について公認映画祭の質と信頼性を高めると同時に、映画祭が産業発展の促進において、より大きな役割を果たすことを重視したものだと説明しています。

主なポイントとしては、統一された公認映画祭リストの作成、映画祭と業界・映画祭間の信頼関係の強化、そして映画作品と映画業界への個々および全体的な貢献を明らかにするための、公認の各映画祭からの定量的および定性的データの年間収集が挙げられます。

上海国際映画祭は1993年に創設され、翌年の1994年にはFIAPFの認定を受け、「コンペティティブ長編映画祭」に認定された中国初かつ現在でも唯一の国際映画祭としての地位を確立しています。近年は世界の映画業界における影響力と評価を着実に高めており、特にFIAPFの新たな認定制度のもとでも、すべての評価指標においてトップクラスの成績を収めました。

データによると、2025年に開催された第27回上海国際映画祭は、各主要指標で顕著な成果を上げています。作品募集では、119の国・地域から3900本以上の応募があり、そのうち28の国・地域から49作品が金爵賞コンペティション部門に進出し、世界初公開となる入選作品の割合は77%に達しました。また、産業面では、70の国・地域から計4500人のゲストが来場しました。上映・観客面では、計410作品が上映され、観客動員数は延べ約50万人に達しました。そのうち約30%が上海以外の地域から訪れ、交通、宿泊、飲食、観光、小売などの関連分野で約50億元に及ぶ経済波及効果をもたらしました。

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レッドカーペットに登場する、イタリア屈指の名監督ジュゼッペ・トルナトーレ 氏が率いる第27回上海国際映画祭「金爵賞メインコンペティション部門」の審査員団(写真提供・上海国際映画祭公式サイト)

業界では、「A フェスティバルはもはや、単なるカテゴリーの分類だけでなく、世界トップクラスの映画祭を象徴する『栄誉』へと進化しています。選出された映画祭も、単に一定の基準を満たすだけでなく、国際的に高い水準の質と影響力を兼ね備えていることが求められる」との声もあります。特に、国際映画祭認定制度の刷新において、上海国際映画祭が引き続き中国唯一のA フェスティバルとして選出されたことは、その専門性、国際的影響力、ブランド価値に対するFIAPFと世界の映画業界からの高い評価を示すものとも言えるでしょう。

第28回上海国際映画祭は、2026年6月12日から21日まで開催される予定です。

出典:上海国際映画祭公式サイト