2025上海ブックフェア・上海国際文学週間メインフォーラム開幕
2025年上海ブックフェアおよび「書香中国」上海ウィークは、8月13日から19日まで開催されています。8月12日午後7時より、虹口区の雷士徳工学院にて、第12回上海ブックフェア・上海国際文学週間のメインフォーラムが行われました。

(写真・主催者提供)
今年のメインフォーラムは「流転と変容の中にある古典」をテーマに、前半・後半の二部構成で実施されました。アイルランド・ダブリンにあるジョイス・センターのダーリナ・ギャラガー館長、スウェーデンの作家パトリック・スヴェンソン、マレーシアの作家戴小華、林雪虹、アメリカの作家マーティン・プクナー、張明暟、イギリスの作家エリーケイ、韓国の学者薛熹禎、韓国の作家金草葉、千先蘭、ドイツの翻訳家李棟、中国の作家孫顒、郭爽、程婧波、張秋子、翻訳家の余中先、戴従容、黄雪媛など、多彩なゲストが登壇し、テーマ講演を行いました。
その後の6日間にわたって、文学週間ゲスト約30名が、計50回を超える多彩な催しに参加する予定です。これには、「詩の夜」をはじめ、上海展覧センター、思南文学の家、建投書局、上海図書館・東館、朵雲書院、上海セルバンテス学院などの会場での文学対談・サイン会・トークイベントが含まれます。オンライン配信も行われ、より多くの文学愛好家や読者が「現場を体験」できるようにしています。
2011年の創設以来、今年で第12回を迎えた上海国際文学週間は、上海ブックフェアの特色あるサブブランドとして、常に中国と海外の作家による文化交流・文学討論の重要なプラットフォームであり続けてきました。これまでに招かれた国内外の作家・学者は300名以上にのぼり、その中にはノーベル文学賞受賞者4名も含まれています。
虹口区は、中国現代文学の巨星が集った地であり、20世紀には多くの文学の巨匠がここに住まい、「左連(中国左翼作家連盟)」の作家たちも活躍しました。ここから中国現代文学創作の波が巻き起こり、その発展方向に大きな影響を与えました。また、虹口は中国近現代における対外文化交流の重要な証人でもあります。上海国際文学週間のメインフォーラムと開幕式が虹口区の北外灘で開催されることは、文学と国際文化交流の歴史的継承を体現しています。
出典:上観新聞