上海ブックフェア、昼も夜も終わらない読書

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 2025年上海ブックフェア開催初日の大盛況(写真提供・上観新聞)

現在開催中の2025年上海ブックフェアおよび「書香中国」上海ウィークは8月19日まで続き、上海は世界中の読者を受け入れています。今年の上海ブックフェアでは、初めて「ダブルメイン会場」(静安区上海展覧センター会場+黄浦区上海書城会場)を設置したほか、「閲界夜市」も初開設しました。これにより、文化・観光・商業・スポーツ・展示会の融合した楽しみ方がさらに増え、「リーディング+」の新業態や新消費シーンも次々と登場しています。

今回の上海ブックフェアでは、出展を申し込んだ出版社の質と数がともに高水準を維持し、出展社の構成がさらに最適化されました。テーマ出版、学問・社会科学、文学・芸術、科学技術・科学普及、児童書、デジタル出版など各分野をカバーし、内容の豊富さ、先端性、代表性を確保しています。

同ブックフェアではまた、初めて上海哲学社会科学革新プロジェクトの「五大文庫」コーナーを設置し、第一期成果シンポジウムを開催し、上海の社会科学の理論が「中国の問い、世界の問い、人民の問い、時代の問い」に応え、質の高い研究・解釈で得られた成果を全面的に示し、国家重要戦略の推進における上海の先行的試みの生きた事例と経験を紹介しています。

初めて開催された「旧書新知」全国招待展と「長江デルタ地域ブランドリアル書店展示エリア」では、全国および長江デルタ地域の古本屋、高級書店が一堂に集まり、文化的伝統を継承するためだけでなく、情熱と信念を持つ書店関係者を励ますためでもあり、上海ブックフェアの業界への責任感とリーダーシップを示しています。

初めて制作された「2025年上海ブックフェア・リーディングライフハンドブック」は、今年のブックフェアの重点フォーラム、推薦図書、文化クリエイティブグッズ、特色企画、チケット購入ガイド、入場注意事項などの核心情報を体系的にまとめているだけでなく、上海ブックフェアと都市の連動による新たな楽しみ方も公開しています。上海展覧センターの会場では、読者におなじみの総合サービスカウンターに「静安文化・観光・商業・スポーツ・展示会連動サービスカウンター」の文字が追加されました。ブックフェア周辺の商業施設や展示会などでは、ブックフェア電子チケットの半券提示で受けられる割引特典が多数用意され、文化・観光・商業・スポーツ・展示会の連動効果を最大限に発揮しています。

ブックフェアでは初めて上海展覧センターの屋外に「閲界夜市」を設置しています。約5000平方メートルのスペースに78の出店ブースが配置され、そのうち71軒のブースと7台の移動販売車があります。ナイトマーケットは南京路商店街と連携し、多くの人々におなじみの飲食ブランドが集まっています。景徳鎮陶磁器、二次元マンガの手描き、蘇州核彫、無形文化遺産の宋錦(絹織物)などの文化クリエイティブグッズ店も集結し、市民や読者、観光客に夏の夜間の文化的レジャーの新たな選択肢を提供しています。

今や上海ブックフェアは、書籍販売の盛会であると同時に、文化のカーニバルでもあります。読者を中心に据え、読者に寄り添いながらも読者を導き、より多くの「リーディング+」新業態を取り入れた上海ブックフェアは、より多くの市民や観光客に図書の香りが漂う夏の独特な魅力を体験してもらえるでしょう。

出典:解放日報、上観新聞

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