ジョンソン・コントロールズは、中国におけるグリーン発展の機会に注目

japanese.shanghai.gov.cn| 2024-03-29

上海で開催された第6回中国国際輸入博覧会のジョンソン・コントロールズのブース。 写真VCG)

米国に本社を置くスマートビルディングソリューションプロバイダーのジョンソン・コントロールズは、現地市場の巨大なビジネスの可能性をよりうまく掘り起こすために、中国のグリーン発展に注目していると述べました。

上海で閉幕したばかりの第6回中国国際輸入博覧会で、ジョンソン・コントロールズは、中国における先進的なインテリジェント製造の成果を展示しました。その一部は世界初公開であり、現地で研究、開発、製造されてたものです。

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ジョンソン・コントロールズ・アジアパシフィック本社社長、アヌー・ラスニンデ(Anu Rathninde)氏。写真・チャイナデイリー

ジョンソン・コントロールズ・アジアパシフィック本社のアヌー・ラスニンデ社長は、「現在、中国は先進製造業高地の建設を推進し、デジタル技術と実体経済の深い統合を提唱し、グリーン産業の発展を推進しています」と述べました。

「中国は2020年に『カーボンピークアウト、カーボンニュートラル』目標を導入して以来、エネルギー革命を大いに推進し、産業のグリーン化と低炭素化を推進し、環境に優しいライフスタイルを提唱してきました。グリーンおよび低炭素への変革は今や業界のコンセンサスとなっています」とラスニンデ氏は語りました。

同氏は、中国が今後グリーン発展に戦略的に重点を置くことにより、グリーン、低炭素、資源効率、環境保護の概念が同国の長期的な発展哲学とアプローチに不可欠なものとなったと指摘しました。この戦略は、ジョンソン・コントロールズのスマートで健康的で持続可能な未来の建物と都市を造るというビジョンとぴったり一致していると同氏は付け加えました。

中国国際貿易促進委員会が実施した最近の調査によると、国内で調査を受けた約400社の多国籍企業と外国企業団体のうち98.2%が、今年の中国の経済発展の見通しを信頼していると回答しました。

具体的には、新興工業化とグリーン低炭素産業は、中国の多くの外資系企業にとって優先投資先となっており、ジョンソン・コントロールズもその1つであります。

ジョンソン・コントロールズは、中国で30年間、一貫して現地の運営と生産において独自のグリーン変革を推進してきました。

たとえば、江蘇省無錫にある同社の2つの製造拠点は、製品デザイン、生産、サプライチェーンにおけるエネルギー節約と資源消費量削減の方法を模索し、常に省エネと二酸化炭素削減に取り組んでいます。

上海にある同社のアジアパシフィック本社は、45%以上のエネルギー節約と42%以上の節水を達成しました。

さらに、ジョンソン・コントロールズの空調制御システム(HVAC)製品は100%現地生産を達成しており、96%以上の現地エンジニアリング研究開発能力を備えています。

現地工場で製造された製品の最大70%が中国国内で販売され、世界中にも供給され始めています。

中国人民大学の研究者チェン・ジア氏は次のように述べました。「3年間にわたる新型コロナウイルス感染症のパンデミックを通じて示された中国経済のk強靭さは、中国への投資と現地化生産に対する多国籍企業の自信を大きく高めました。ローカリゼーションはコストを削減し、中国の比較的成熟した産業研究開発能力を活用するのに役立ちます」

多国籍企業にとっての中国のビジネス環境について、ラスニンデ氏は、今年は中国の改革開放45周年にあたり、中国が高水準の開放政策を推進し、多国籍企業に継続的により多くの投資と協力の機会を提供することに取り組んでいます、と述べました。

115日、中国の李強総理は市場アクセスの制限緩和を継続し、外国投資家の製造業へのアクセスに対するあらゆる制限を撤廃する政策を実施すると表明しました。

李総理は、中国はさまざまな分野で改革をさらに深めさせ、開放のためのプラットフォームをさらに構築し、全世界に向けて高水準な自由貿易地域のネットワークを構築すると述べました。

ジョンソン・コントロールズは、技術革命と産業変革の新たな波から生じるチャンスを鑑み、中国は革新的な要素のグローバルな交流を積極的に推進し、特にデジタル経済やグリーン、低炭素などの分野で全面的な協力に参加していると述べました。この積極的なアプローチにより、グローバル規模での持続可能な経済発展が推進されています。

「ジョンソン・コントロールズは今後も中国市場への長期的な取り組みに専念してまいります。私たちは引き続きグリーンイノベーションを推進し、現地市場の需要に応え、研究と製造能力を向上させ、業界内での広範なパートナーシップを促進していきます」とラスニンデ氏は語りました。