2025中国国際ゲーム開発者カンファレンスが上海で初開催

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会場の様子(写真提供・上観新聞)

2025年中国国際ゲーム開発者カンファレンス(CIGDC)が7月31日、上海ザ・グランドホールで開催されました。今回の会議は「包摂的・革新的・持続可能なグローバルゲームエコシステムの構築」をテーマとし、ゲーム産業の将来の発展について共に議論するとともに、一連の重要政策と協力プロジェクトを発表しました。

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中国国際ゲーム開発者カンファレンス(写真提供・上観新聞)

会議では、上海が資金・サービス・人材をカバーする「政策ツールキット」を導入し、世界一流の発展環境の構築に全力を挙げることが明らかにされました。中には以下の内容が含まれています。「上海ゲーム産業特別投資基金」を正式設立し、「長期投資」によってオリジナル作品のインキュベーションと重要技術の開発を支援します。また、中国ゲーム海外展開研究・サービスセンターを設立し、海外市場の分析・コンプライアンス指導・著作権保護などのワンストップサービスを提供することで、中国ゲームの効率的かつ着実なグローバル展開を支援します。さらに、華東師範大学が学部および大学院の「ゲームプランナー」専攻を設置し、トップ企業と共同で人材育成システムを構築し、国際的視野を持つトップレベルの人材を業界に供給することを支援します。

会議では特に中外企業交流専用セッションを設け、日本、韓国、英国、フランスの四つの主要市場向けに『中国ゲーム海外展開ガイドブック』を発表し、企業に対して具体的な実践アドバイスと戦略的参考資料を提供しました。中国音響映像・デジタル出版協会常務副理事長兼事務局長の敖然氏は、「中国のゲーム産業は学習者からイノベーターへと成長し、年間生産額は3000億元を超えている。ゲーム産業は世界中において国家の経済・文化発展戦略レベルに位置付けられる中で、交流と協力はもはや必然の流れとなっている」と指摘しました。さらに、展示会では「スマートエンターテインメントロボット」展示エリアを新設し、「グローバルAIゲーム開発者コンテスト」を立ち上げるとともに、コスプレスーパーリーグ、洛裳華服・新人コンテスト、「数龍カップ」グローバルAIゲーム・アプリケーションイノベーションコンテストなどの特色ある競技会を開催し、ゲーム産業に新たな活力を注入しました。

日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所の高村大輔副所長は、データに基づき世界のコンテンツ産業と日本のコンテンツ産業の市場規模および成長動向を分析し、「ゲームが日本のコンテンツ産業輸出の絶対的な中核であり、その強いIPの生命力と異業種展開の豊富な経験は、中国のゲーム企業が海外展開を進める際の参考となる」と指摘しました。

出典:上観新聞

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