上海大歌劇院が正式開館

japanese.shanghai.gov.cn| 2026-10-23

10月17日に、第25回中国上海国際芸術祭および上海大歌劇院(上海グランドオペラハウス)の開幕公演となるコンサート「上海大歌劇院とその仲間たち 」が上海大歌劇院で開催されました。同公演をもって、芸術祭の幕が開き、上海大歌劇院上海グランドオペラハウス)も同日、正式に開館しました。

同コンサートには、中国内外の著名なアーティストが集結し、古典から現代まで幅広い作品を披露しました。モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニのオペラの名曲に加え、「紅旗頌」や「灯火里的中国(灯火の中の中国)」などの中国作品も演奏されました。

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会場の様子(写真提供・主催側、以下同様)

その後、余隆氏、張国勇氏、許忠氏の各指揮者が交代で指揮を務め、廖昌永氏、石倚潔氏、フアン・ディエゴ・フローレス 氏、シボーン・スタッグ氏ら国内外の歌手陣が共演したほか、上海交響楽団や上海歌劇院合唱団なども一堂に会し、東西の文明が響き合う華やかな一章を奏で上げました。

聴覚的な魅力にとどまらず、視覚面でも新たな試みがなされました。演出を手掛けた馬俊豊氏によると、ステージデザインは上海大歌劇院の特徴的な建築デザイン「中国の扇」のイメージを取り入れ、世界各地のアーティストや観客を温かく迎え入れる開放的な姿勢を表現したいとのことです。同氏は、「今回の開幕コンサートを東西の芸術の『交差点』と位置づけ、ダイナミックで多彩な東洋の美意識と、西洋の古典が持つ気品あふれる情趣が、扇面に優雅に広がっていく舞台を描き出しました」と語りました。

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今回初めて中国を訪れたオーストラリア出身のソプラノ歌手、シヴォーン・スタッグ氏 は、「休憩時間に劇場を見学しましたが、この建築に込められた細やかな工夫や創造性に、とても感動しました。世界中のアーティストが、この舞台でパフォーマンスできることに胸を躍らせると思います」と語りました。

今回の開幕コンサートにおけるもう一つの大きな見どころは、パブリックホワイエなどの公共空間の活用です。開館当日、劇場の内外が音楽で繋がりました。開演前にはパブリックホワイエで30分間のオペラ・フラッシュモブが実施され、その後、「紅(Harmony Hall) 」で90分間のガラコンサートが開催されました。終演後には、パブリックホワイエでベートーヴェンの「歓喜の歌(第4楽章)」が響き渡り、観客は音楽の余韻に包まれながら会場を後にしました。

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開館に合わせ、上海大歌劇院独自の芸術教育ブランド「goGO踏歌行」が正式に発表されました。また、コンサートホールには常設展「声融東西・歌劇無界(東西の響き合い・境界なきオペラ)」が開設されたほか、VR没入型作品「歌劇幻境(オペラ・ファンタジー)」も同劇院でアジア初公開を迎えました。

上海大歌劇院の張笑丁総経理は、「今後、上海大歌劇院では、公開リハーサルや舞台裏の見学、シンポジウム、芸術交流イベント、マスタークラスなどを定期的に開催していきます。ここは芸術の殿堂であると同時に、市民の皆様に開かれたパブリックスペースでもあります」と展望を語りました。

出典:中国新聞網、人民網