ミステリーオリジナルミュージカル『容疑者Xの献身』が上海大劇院に初上陸

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-06-05

5月30日から6月1日にかけて、注目を集めるオリジナルミュージカル『容疑者Xの献身』が上海大劇院に初上陸し、6月26日から29日に北京天橋芸術センターに舞台を移し、全国ツアーを開始します。同時に、サスペンス舞台劇『インビジブル・ゲスト』も5月30日と31日に黄浦文化センター・大上海劇場で初公演を迎え、6月5日から8日までは国家大劇院に進出します。

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ミュージカル『容疑者Xの献身』(写真提供・上観新聞)

ミュージカル『容疑者Xの献身』は東野圭吾の小説を原作としています。原作は直木賞と本格ミステリ大賞を受賞し、日本の3大ミステリランキングで1位を獲得した「推理小説の奇跡」です。物語は天才数学者の石神哲哉の「献身的な犯罪」に焦点を当て、観客に感情と理性の激しいぶつかり合いが魂の奥深くまで響き渡る圧倒的な舞台を創り上げます。

今回の公演ではオリジナルキャストが熱意を込めて復帰しただけでなく、生バンド編成を維持し、さらに2025年第13回上海市優秀民営劇団特別公演にも選ばれました。

石神哲哉を演じる冒海飛と葉麒聖は「今回の公演では役への深層的な探求を行った。石神が犯行計画を練る際の極限の孤独、献身的な愛、そして引き裂かれた心の葛藤が、彼の極端な行動の背景にある心を打つ純粋さと絶望を理解し、表現する手助けとなった」と語りました。

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『インビジブル・ゲスト』(写真提供・上観新聞)

一方、『インビジブル・ゲスト』は丁一滕監督による同名スペインサスペンス傑作の翻案作品です。中国・ドイツの創作陣が深く連携し、身体表現・音楽・光と影の「呼吸の同期」を実現し、神秘性と圧迫感に満ちた没入型の雰囲気を醸し出すことで、観客の共鳴を引き起こしました。

出典:上観新聞