上海での新年の過ごし方は?劇場で新年の幕開けを
これから2025年の元宵節(2月12日)まで、音楽、ダンス、演劇などの芸術形式を網羅した30以上の素晴らしいパフォーマンスが上海の各劇場で上演され、上海の冬に温かさを添え、新年のスタートを彩ります。
年明けの注目作品として、香港話劇団による「天下第一楼」のチケットは早々に完売しました。この現代リアリズムの名作は、過去に「文華賞」や中国戯劇文学「曹禺賞」を受賞し、2022年に初めて舞台化された際にはチケット争奪戦が繰り広げられました。その後、華語戯劇盛典で最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞の三賞を獲得しました。2025年1月10日から12日まで、この名作が再び上演されます。主演は金馬賞受賞俳優の謝君豪氏、さらに脚本家は何冀平氏、監督は司徒慧焯氏が担当し、豪華な制作陣とキャスト陣が揃っています。
香港話劇団による「天下第一楼」(写真・主催側)
ロシアのモスクワ・クラシック・バレエは2025年1月3日から5日まで、3日間連続でクラシック・バレエの傑作「白鳥の湖」「ラ・バヤデール」「ジゼル」を上演し、バレエの究極の魅力を伝えます。
2025年1月5日、ロシア国宝級の歌舞団であるロシアMVDアンサンブルが創立50周年を機に、100人近い豪華なラインナップで再び中国を訪問します。公演には「聖なる戦い」「砲兵の歌」などのロシアの古典歌が含まれるほか、「長江之歌」「好漢歌」など中国の歌を「ロシア風」にしたものも披露されます。
ゴールドディスク賞を8度、プラチナディスク賞を2度受賞し、数十の国際的なゴールドレコード賞を獲得した「ボサノバの女王」小野リサ氏も、「ワールドミュージックツアーコンサート」(Lisa Ono 2025 World Music Tour Concert)で新年の上海のステージを彩ります。2月8日、この「世界に影響を与えたジャズシンガー」が観客を世界の音楽地図を巡る旅へと誘います。小野リサさんは「劇場で静かにボサノバを聴くと、その精神がよりよく表現され、リスナーもボサノバ音楽の魂を深く感じ取ることができます」と語りました。
「ボサノバの女王」小野リサ(写真・主催側)
出典:上観新聞