日本の太鼓芸能集団、鼓童が上海を訪問、純粋な太鼓パフォーマンスを披露
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2024-10-29
中国・上海国際芸術フェスティバルの招きで、10月23日、日本の人間国宝レベルの打楽器芸能集団、鼓童が東方芸術センターに登場し、「打男」をテーマに11曲、1時間半に及ぶ素晴らしいパフォーマンスを披露しました。
太鼓には長い伝統があり、鼓童は音楽の創作だけでなく、非常に厳しい日課と訓練システムを確立しています。音楽の可能性を引き出すために、鼓童は打ち手に精神的・肉体的な鍛錬を要求し、ジョギングや労働を通じて感覚と身体を形成させ、子供のような純粋さで音楽に向き合うことを求めています。
鼓童は結成以来、5大陸53の国と地域を巡り、その独特な太鼓のリズムで世界を驚かせてきました。
2012年から2016年にかけて、日本の人間国宝の坂東玉三郎が鼓童の芸術監督に招聘され、その間、多くの作品を監督しました。「打男」はその代表作の1つです。「太鼓を打つ男たち」を意味する「打男」は、純粋な太鼓の可能性を限りなく探求する鼓童の姿を示しています。この作品は2009年9月に東京で初上演され、その後パリ、スペイン、フランスなどで上演され、成功を収めました。
公演「打男」(写真・上観新聞)
今年、坂東玉三郎が新たにステージをデザインした「打男」が、中国本土に初上陸します。
「打男」の演奏は飾り気がなく、素朴ながら突き抜けています。筋肉が高速で弛緩し、血が騒ぎ、叫び声が飛び出します。男性のみでなる打ち手は肉体的・技術的・感情的な限界に挑み、雷鳴と静寂の間に繊細・多様・豊富な音色を織り成しながら、和太鼓の真髄と新たな姿を示します。
公演前、東方芸術センターのステージで練習する「打男」たち。(写真・上観新聞)
情報源:上観新聞(Shanghai Observer)